ようやく“復活ライン”に乗った! タレントのベッキー(32)が15日、都内で行われた無料通信アプリ「LINE」の年末年始キャンペーン発表会に出席した。今年は“ゲス不倫騒動”で芸能活動休止に追い込まれ、復帰後もオファーに恵まれない状態が続いていたが、その反動のせいか、ここに来て出演依頼が急増。しかも、騒動のさなかの流出騒動が注目された「LINE」の発表会に今回呼ばれたことを契機に年末年始に向け、完全復活を果たしそうなムードになってきた。

 人気ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(28)との不倫が1月に発覚したベッキー。その後復帰はしたものの、思うように仕事のオファーは届かなかった。

 だが、年の瀬を迎えて、一気に盛り返してきた。スケジュールが真っ白だった時期がウソのように、ベッキーの仕事は回復傾向を見せている。来年1月からは、北海道文化放送(UHB)の新番組「北海道からはじ○TV(はじまるてぃーびー)」で地上波レギュラー復帰することも決定。同番組ではお笑い芸人の千原ジュニア(42)とタッグを組む。

 今月28日には、ゴールデン帯に放送されるテレビ朝日系の年末特番「帰れま10」に出演する。さらに一部では「来年春からキー局レギュラー番組決定」という報道もあった。広告代理店の関係者は「騒動から時間がたち、ベッキーに対するアレルギー反応はかなり減り、逆に『久しぶりに見たい』という渇望感が出てきたようだ。それに最近、薬物関連で逮捕される芸能人も増えてきた。不倫なんかより、よっぽど悪いことをしている芸能人が次々と現れたことで『そこまで追い詰めなくても』というムードになってきた」と指摘する。

 すでに発表されている番組以外でも、水面下ではさまざまなオファーがベッキーの元に届いているという。15日にキャンペーン発表会が行われたコミュニケーションアプリ「LINE」のCMに、騒動以来初めて出演することが明らかになったのは7日のことだったが「実はそれよりも前に、別の企業からもCM出演オファーがあった。でもベッキーサイドは『イメージと合わない』という理由で断ったようだ。何でもかんでもやみくもに受けるわけではなく、ある程度は選んでいく方針みたい」(芸能プロ関係者)。

 LINEの新CMは、大みそかから来年1月1日の2日間限定で放送される。ナレーターとして出演するベッキーは発表会で、ゲス不倫騒動ではベッキーと川谷のLINEでのやりとりが“流出”していることもあり、登壇早々「因縁なんて言われていますけど、大丈夫ですか?」と自虐ネタを放り込み、笑いを取った。

 ベッキーは、LINEのサービスが開始された約5年前にも同社のCMに出演していた。

 そういう縁もあり、11月中旬に同社がオファーを出したところ、快諾したという。

 ベッキーは「『このタイミングで?』『私に?』とただただ驚きました。ありがたいお話ですし、『ぜひ』と。応援していますという気持ちがうれしかった。たくさんご迷惑をお掛けしたはずなのに、それでもお話をいただけたのがうれしかった」と笑顔を見せた。

 ゲス不倫騒動でLINEのやりとりが流出してから、LINEのアプリをアンインストールしていたが、最近になって再びインストールしたという。

「今は家族とやりとりしている感じです。年末やお正月に向けて、他の方々ともつながれたら」

 この日は約150人の報道陣が集まった。久しぶりの大舞台に「ちょっと緊張しています。ドキドキしています」「緊張してうまくしゃべれていない気がしているんだけど、大丈夫ですか?」などと漏らしていたが、これから迎える年末年始に向け、露出が増えていくのは間違いなさそうだ。