人気アイドルグループ「AKB48」が女子プロレスに挑戦する!?

 来年1月21日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「豆腐プロレス」(毎週土曜深夜0時35分〜1時)にAKBが出演し、女子プロレスに挑戦することが15日、分かった。この日、東京ドームシティホールで行われた「第6回AKB48紅白対抗歌合戦」で発表された。

“アイドル×プロレス”という大型プロジェクトを実現すべく、秋元康氏(58)がふさわしい実力の持ち主、そして次世代のAKBをけん引するメンバーを選抜。宮脇咲良(18)や向井地美音(18)、横山由依(24)らは出演にあたり、第一線で活躍したプロレスラーのコーチ2人の指導で、本格的なトレーニングを開始しているという。

 同作は新設されるドラマ枠で、2クール(半年)にわたって放送される。

 秋元氏は「ヤンキー、キャバクラ嬢、次は、プロレスにしようと、かなり前から企画していた」と語り、メンバーに打診したところ「やってみたいです」とほとんどのメンバーから賛同を得たことでプロジェクトがスタート。「マットの上で汗を流すメンバーの姿は、2005年のAKB48設立のころのレッスン風景と重なった。不安と期待、やったことがないものにチャレンジするまなざしはキラキラしている」とコメントしている。

 主要キャストの宮脇は普通の女子高生。母親を早くに亡くし、豆腐店とプロレス道場を営む父と2人で暮らしていた。プロレスラーだった父はチャンピオンにまで上り詰め、引退後は豆腐店の傍ら「錦糸町道場」を経営するが、道場は衰退。宮脇や向井地、横山が道場を再生させるべく奮闘する。一方、松井珠理奈(19)、兒玉遥(20)、島田晴香(23)、松村香織(26)らを擁するスターレスラー集団「白金ジム」が一大勢力に。対抗するべく宮脇は、ひょんなことからプロレスの世界に入ることを宣言してしまう…。

 バラエティー番組でプロレスに挑戦し、素質を買われた過去を持つ島田はステージ上で「ファンの方から『いつプロレスデビューしないの?』と声をかけられてから、はや5年。やっとスポットライトを浴びる場所があった」と喜びいっぱいに語った。

 紅白歌合戦の審査員を務めたレスリング女子の吉田沙保里(34=至学館大職)は「楽しそうでいいな。私はアイドルじゃないから出演できないんですよね?」と出演を熱望。「いつでもタックル教えるので!」とコーチ役に立候補した。

 同じく審査員を務めた米大リーグ・ニューヨークヤンキースの田中将大投手(28)は「プロレス、個人的に好きなのでどういうふうになるのか今から楽しみです」と話した。