日没時、夕日が一瞬だけ緑色に光ることがある。屈折の関係で、水平線などに沈む一瞬だけ緑色の光を発するというもので、通称「グリーンフラッシュ」と呼ばれている。

 だが、これはあくまで一瞬であり、夕日も朝焼けも周囲のものを橙色に染めながら沈んでいくのが普通である。

 だが今回、米フロリダ州で目撃されたUFOは、朝日を受けながらも神秘的な緑色に輝く奇妙なものであった。

 今年の5月20日にフロリダ州ウェストパームビーチで撮影された写真がある。撮影者は朝6時30分ごろに水平線のかなたから登ってくる朝日に照らされた波打ち際の光景を撮影していたまでであり、後になって朝日の横に奇妙な緑色の物体が浮かんでいることに気がついたという。

 何枚か撮影したうち、写っていたのは2枚だけ。楕円形で、うっすらと緑色に輝く謎の発光体が捉えられている。真ん中は筋状にやや暗くなっており、ライトらしき白い発光体が複数存在している。垂直に上昇しているところだったのか、2枚の写真を比べると水面からだんだん離れていっていることが分かる。

 果たして、この物体の正体は何だったのだろうか。朝日に照らされた飛行機が乱反射してこのように写ったという意見も出てきているが、正体はいまだ不明のままである。

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS