女優の真矢ミキ(52)が12日、MCを務めるTBS系情報番組「白熱ライブ ビビット」で、芸能界を電撃引退した元俳優、成宮寛貴氏(34)について言及した。

 成宮氏は写真誌「フライデー」に薬物疑惑を報道され9日付で芸能界を引退。自筆のメッセージでは薬物使用を否定し、「絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまい…」「このまま消えてしまいたい」と引退を決めた苦悩をつづった。

 共演経験のある真矢は「その長文のなかに『僕は絶対にやっていない』という一文があれば、見え方が違ったのかなと思います。口数は多くなく繊細で、お芝居だけでなくすごく才能のある素晴らしい方。(薬物を)やっていたら残念だけど、やっていなくても残念。気が参ってしまって迷走してしまったのだと思うけど、もう少し深く考えてから出してほしかった答えですよね。迷惑をかけたCMの方とかに謝罪するとか、そこから片付けるべきだった」と電撃引退を残念がった。

 コメンテーターのカンニング竹山(45)は「薬物をやったかどうかは分からないが、途中で辞めちゃうと疑念が残る。逃げちゃったの?という感じも残る」とコメント。さらに「セクシャリティーうんぬんは個人の問題だから興味はない。一番の人権問題は薬物をやったという報道。本当にやってないのであれば大問題ですよ。『やっていない』というなら、きちっと法的措置を取り、証明しなければいけない。そうしないとドラマ(降板)やCM(打ち切り、契約解除)でいろんな方にご迷惑をかけているんだから、芸能人としてあやふやにしていけないのは薬物の問題」と持論を展開。さらに「つらいのは分かるけど、大人としても芸能という仕事をしている上でも、そこはきちっとしておかないと、どうしても(薬物疑惑が)あやふやになってしまう」とコメント。真矢、竹山ともに“薬物疑惑”の真偽をはっきりさせずないままの辞め方に厳しい見解を示した。