タレントの小倉智昭(69)が7日、メーンキャスターを務めるフジテレビ「とくダネ!」で5日に虚血性心不全で亡くなった同番組の人気リポーター・武藤まき子さん(享年71)をしのんだ。

 番組の冒頭、小倉は沈痛な表情で「出演者、スタッフにとっては大変悲しい出来事がありました。長い間、様々なリポートをしてくれました武藤まき子さんが亡くなりました。11月30日に71歳の誕生日を迎えたばかりだったんです」と訃報を伝えた。

 それから「おまきさんは中国放送のアナウンサーを皮切りに50年間マイクを持って、皆さんに様々な情報をお届けしてまいりました。私たち身内同然で、本当に『とくダネ!』を愛してくれた人だったんです」と話した。小倉によれば、「とくダネ!」を見るのを日課にしている武藤さんが、番組が始まってもリビングに出てこなかったため、家族が異変に気付いたという。

 新人時代から一緒に仕事をしてきた笠井信輔アナウンサー(53)は「ほめられることよりしかられることが多くて、50歳を越えてからも『あなたのここがダメ』と長いメールで具体的に指摘されました」と話した。それから「カラオケが上手でね。本当に歌ったよね。毎週行って、ザ・ピーナッツの『恋のバカンス』とか、もう聞けないのかなと思うと本当に悲しくなる」と声を絞りだした。