10月に行われた「AKB48グループユニットシングル争奪じゃんけん大会」で選抜7人の座を勝ち取ったメンバーで結成されたユニット名が「じゃんけん民」に決まり、12月21日発売のシングル「逆さ坂」のミュージックビデオ(MV)が7日、初解禁された。

 センターを務めるのは、じゃんけん大会女王に輝いたAKB48の田名部生来(24)。3期生としてAKB48に加入して苦節10年、ついに初のセンターの座をつかみ取った。同期の渡辺麻友(22)、柏木由紀(25)が見守る中、決勝戦で見事に勝利した田名部。倒れ込んで大号泣した感動シーンは記憶に新しいところだ。

 アニメおたくで酒好きを公言する“異色アイドル”田名部が率いるのは、歌謡曲ユニット「じゃんけん民」。演歌調の歌謡曲にふさわしい、古風で色鮮やかなMVでは、じゃんけん民の隠しておきたい秘密が…。

 なんとくしゃみをすると、おばあさんになったり、若者になったりステージ上は大騒ぎ! 普段は若々しい彼女たちの本当の姿は? 年齢詐称疑惑の結末はいかに。

 田名部は「逆さ坂」について「センターに立たせていただいていることは自分自身も動揺していますが、もともと日本文化が大好きなので、すてきな楽曲をいただいてとてもうれしく思っています」とコメント。「人生どこにも坂道ばかり 心は負けるな 逆さ坂」などの歌詞に「自分が応援されているような気分になり、励まされています」と生き様に重ねた。

 個性的なMVについては「撮影中はみんながおばあちゃんになる姿がおもしろおかしくて、笑いが絶えなかったです。そして、メークさんの技術が素晴らしすぎて、将来的にこうなるのかと思うと、実は今から震えています」と笑わせた。

 最後に「老若男女、みなさんに聞いていただけるのが楽しみです! もしかすると世界進出もありえますよね!? 『逆さ坂』。誰もが歌いやすい曲だと思いますので、これからの忘新年会でぜひ歌っていただけたらと思います」とお願いした。