マニラの「MNL48」いきなり“総選挙”成功のカギは?

2016年12月06日 11時00分

チーム8のメンバー12人が3日、マニラで初のファンミーティングを開催(C)AKS

 AKB48・チーム8の佐藤七海(16)、岡部麟(20)らメンバー12人が3日、フィリピン・マニラで初のファンミーティングを開催し、同国を拠点とする「MNL48」の1期生オーディションをファン投票による“総選挙”で行うことを発表した。早くも現地メディアも注目しているMNL。新たな海外姉妹グループの成功のカギを握るものは?

 AKBの海外姉妹グループとなるMNLは、3月のAKB単独コンサートで、台湾・台北の「TPE48」、タイ・バンコクの「BNK48」とともに結成が発表された。ファン投票によるオーディションはAKB48グループで初の試みとなる。

 オーディション候補者はMNLのアプリからエントリー。定員は64人で活動期間は1年間。毎年総選挙を行い、既存メンバーと新たな候補者が64人のメンバー枠を争うことになる予定だ。

 活動開始時期は未定だが、すでにマニラの街頭にはMNL48のビルボード(掲示板)を設置。街頭ビジョンではPR映像が流れるなど盛り上がりを見せており、今後も多面的に展開していくという。

 広告代理店関係者は「スペインとアメリカ文化の影響が色濃いフィリピンですが、韓国が東南アジアでK―POPなどを政府主導で売り込んだ結果、今は韓流も人気を得ている。日本文化はアニメのほか、コスプレやアイドルなどの“カワイイ文化”もインターネットを通じて浸透し始めているが、まだまだ。フィリピン国民の平均年齢は23歳と若い。MNL48が誕生すれば、実際に触れる機会ができるため、日本発のアイドル文化に興味を持つ若者も増えるでしょうね」と指摘する。

 すでにマニラでは数年前からAKBファンクラブも結成されており、この日のファンミーティングにも数百人のファンが集結。チーム8メンバーが歌う「47の素敵な街へ」などに大きな歓声を上げた。

「インドネシア・ジャカルタを拠点とする『JKT48』が成功しているが、一役を担ったのがAKBからJKTに移籍した仲川遥香です。語学も習得し、持ち前のコミュニケーション力で日本人ながらキャプテンとしてグループをけん引。ソロのタレントとしてもバラエティー番組などに多数出演し、インドネシアで一番有名な日本人と言っても過言ではない存在になった」(出版関係者)

 JKTメンバーや仲川をテレビで見ない日はないほど、日本発のアイドル文化は同国で受け入れられている。今年2月にジャカルタで開催されたイベントで、仲川がJKTからの年内での卒業を発表した際は現地メディアで大きく報じられた。「MNLにとっても“第2の仲川”が生まれるかがカギ。現地で中川が受け入れられたことで、日本文化に興味を持つ若者も増えた。卒業後も現地でタレントとして活動する仲川は『日本で暇しているなら、絶対に海外に行った方がいい』と海外グループへの移籍を勧めており、海外移籍に興味を持つメンバーも多い。仲川のように、移籍を申し出るメンバーも出るかもしれない」(同) 

 MNLメンバーにとっても、日本人メンバーが加入すればアイドルスキルを学べる絶好の教科書になるはず。果たして、MNLは現地に日本文化を根付かせられるか。