漫才日本一決定戦「M‐1グランプリ2016」(4日、都内)を制した「銀シャリ」の橋本直(36)、鰻和弘(33)が優勝会見を行った。

 ――優勝した感想は

 橋本:去年の2位が悔しかったので、ずっと頑張ってきました。M‐1を優勝したいなと思って芸人始めたので、夢のようです。

 鰻:僕はすごく貧乏だったので、M‐1チャンピオンという称号があれば一生食えると思いました。

 橋本:抱き合ったけど、お互い涙が出てなかった。

 鰻:意外に実感出るのが遅い。まだ実感が来てないですね。

 ――昨年と審査員が変わり、松本さんや巨人さんになったが

 橋本:緊張しました。なるべく審査員の方々の楽屋の前を通らずにトイレに行こうかと。接触すると緊張するから。でも尊敬する方々に審査されるのはうれしかった。

 ――優勝すると漫才よりテレビなどがメーンになるコンビが多いが

 橋本:漫才が基盤なので永遠にやると思います。それは間違いない。漫才は2人でできるし、誰にもジャマされないから。

 鰻:漫才、大好きなので。

 橋本:バラエティーとかたくさん出させてもらえるようになっても、舞台は立ち続けると思います。

 鰻:チャンピオンという称号ができたんで、いろんな漫才に挑戦することができると思います。ネタがイマイチやったとしても「チャンピオンやから」ということが相当でかい。納得させることができるんで、今後。

 ――賞レースで優勝したら大阪から東京に移る芸人も多いが

 橋本:いつかは行きたいと思ってました。関西に恩返しする意味でも全国区にならないと、と思ってたので、そういう意味では東京に興味があります。

 鰻:前から考えてはいました。

 ――2本目のネタが終わった時、勝てると思った

 橋本:いや、これねえ、難しい戦いになったと思いました。

 鰻:審査員の人と同じ顔してました。

 橋本:満票はないな、と思いました。スーパーマラドーナさんと和牛がすごかったので。