11月、メキシコのハリスコ州サポパンで奇妙なUFOの姿が撮影された。

 まだ明るい空には奇妙な形状の、まばゆく光る物体が浮かんでいる。カメラをズームしていくと、それが菱形の形状をしている謎の飛行物体であることが判明する。さらに拡大していくと、多くのライトが菱形の配置になって点灯しているのが分かるのだ。

 これは、UFOの全面を覆うようにライトが配置されていたというのだろうか?それとも、実は無数の小型UFOが菱形に編隊飛行していたのだろうか?

 なお、地元では菱形ではなく十字架のような配置で出現しており、非常に神々しい姿であるともいえるため、一種の奇跡ではないかとする人々も存在している。

 だが、本当にUFOであったのか非常に疑わしいとする見方が強い。というのも、一時期UFO研究者らの間で話題になったUFOと形状が非常に似ているからだ。

 日本を含む世界各地で目撃されているもので、いずれも菱形の発光体であり、カメラが寄っていくとぼやけて消えてしまったり、複数のライトが菱形に配置されているように変形していくというものだ。

 だこのUFOは後に星や飛行機などのライトを撮影してしまっただけであるということが判明している。菱形のような形状に見えたのは、ピントがずれて全体像がぼけてしまい、アイリス(カメラの絞り)の形状になってしまったものだと分かったのである。

 おそらく、このメキシコのUFOも同様の現象によるものだと考えられている。UFOを紹介する特番が合ったとしても、トリックや撮影ミスを検証する内容が放送されることはなかなかない。徹底的に検証してみるオカルト番組と言うのも面白い気がするが、やはり難しいものなのだろうか。

【動画】Ovni estático en el cielo en Zapopan Jalisco
https://youtu.be/3n5X-bB8W6g

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS