「第45回ベストドレッサー賞発表」授賞式が30日、都内で行われ、政治部門は小池百合子東京都知事(64)、芸能部門は女優・松下奈緒(31)と俳優・菅田将暉(23)が選出された。

 スポーツ部門はレスリング女子五輪4連覇の伊調馨(32=ALSOK)、インターナショナル部門には俳優の別所哲也(51)。また、経済部門は株式会社ファミリアの岡崎忠彦代表取締役社長(46)、学術・文学部門に漫画家の荒木飛呂彦氏(56)が選ばれた。

 ウールマーク賞も受賞した小池氏は、青いジャケットに黒い長めのスカート姿。2005年に続く2回目のベストドレッサー賞となる。式後の取材で「服が透けているのがセクシーだ」と指摘されると「情報公開の一環です」とジョーク。とにかくゴキゲンだった。

 松下も黒を基調にしたノースリーブのドレス姿で小池氏とセクシーさを争った。この日は黒いヒールをはいており「ここぞというときはヒールをはいたり、足首を見せたりします」とこだわりを披露。女性としての勝負は最近あったかと芸能リポーターに聞かれると「心づもりはしているけどなかなか…」と苦笑した。

 着物姿の伊調は緊張した様子で「レスリングはほぼ男としてやらないと勝てない競技。今後は着物に女性としての魅力を引き出してもらいたい」と控えめに話した。趣味で洋服を作っているという菅田は「いつかは華やかな場に着て行きたい」。国際短編映画祭を主宰していることからインターナショナル部門の受賞となった別所は「今日のスーツはロイヤルグレー。映画祭でも着る人が増えている」と述べた。

 岡崎氏はNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインのモデルとなった人物を祖母に持つグラフィックデザイナー。荒木氏は「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる。