ASKA容疑者 支離滅裂言動で消えた出版計画

2016年11月30日 11時00分

すべてを失いかねないASKA容疑者

 覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕されたASKA容疑者(本名・宮崎重明=58)は、医療保護目的で東京・八王子の病院に数か月入院。九州の病院に転院したり薬物中毒者の更生施設「ダルク」に入所するなど、今年6月までは入院生活が続いたようだ。その後、自宅に戻った。

 今年1月に自らのブログを立ち上げ、盗聴、盗撮被害を訴えるなど奇妙な内容が騒ぎになった。

 今回の逮捕を受けて、現役の捜査員は「やはり薬物を断つのは難しいもんですね」と嘆息した。

「覚醒剤の場合は脳の快楽の部分を侵すので厄介。空腹の人の前にゴハンを出したら食べるでしょう? そういう感覚に近い。使わない状態を続けていくことが大事なんですが、なかなかうまくはいきませんね」

 今回は本人自らの通報によって逮捕に至ったが、奇妙な行動の“前兆”はすでにあった。音楽関係者が声を潜める。

「実は本の出版の話があったんです。楽曲制作と同時進行で書き進めていまして、タイミングを見計らって売り出す予定でした。そこには事件の経緯や、世間への謝罪、ミュージシャンとしての思いなどをつづっていたんです。で、来月末に新アルバムを発表し、本を出版することで、来年以降の復帰につなげるつもりでした」

 ところが、だ。ASKA容疑者には支離滅裂な言動が多く、なかなか執筆が進まなかったという。ほどなくして出版計画が頓挫してしまった。

「奥さんとの喧嘩が絶えなかったみたいです。本人は『自分は何も異常ではない!』と言い張るんですが、とても周りからはそうは見えない。勝手に外出してしまうし、一時八王子の病院に入れられたときには本当にキレまくっていました。楽曲制作ならまだ集中できるのですが…」

 執行猶予中での再犯となれば実刑は免れない。周囲から与えられた再生のチャンスをみすみす逃す…これが覚醒剤の恐ろしさかもしれない。