太川陽介&蛭子能収「路線バスの旅」卒業のウラ事情

2016年11月30日 11時00分

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」で人気を博した太川陽介(右)と蛭子能収

 俳優・太川陽介(57)とタレント・蛭子能収(69)の“名コンビ”が、テレビ東京の看板バラエティー番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を、来年正月の第25弾をもって卒業することが発表された。全国の路線バスを乗り尽くしたことが卒業する大きな理由だが、その裏に3泊4日の過酷ロケに伴う蛭子の“高齢問題”もあるという――。

 太川と蛭子の卒業は、26日放送の同番組特別編のなかで発表された。

 同局の秋元玲奈アナウンサー(31)から「ここで2人から重大なお知らせがあるんですよね?」と振られた太川は「僕たち、太川陽介、蛭子能収は正月の第25弾をもちましてこの番組から卒業させていただきます!」と宣言。理由については「我々、沖縄しか残すところがないんです。もう全部行き尽くしちゃって…。もうルートがない」と説明した。

 2007年から定期的に放送されてきた同番組は“台本なし、仕込みなし”が最大のウリ。観光地を紹介する他の旅番組と違い、時間に追われる2人の姿やバスの車内、地元住民との触れ合いが見どころとなっている。

 なかでも異彩を放つのが蛭子だ。旅先で出された食事にダメ出ししたり、バスの出発直前にトイレに行ったり…。マイペースすぎるキャラクターは旅番組としては斬新すぎた。

 芸能界でも同番組のファンは多い。「ダウンタウン」松本人志(53)は、年末年始の海外旅行から帰る楽しみとして「録画したローカル路線バスの旅(を見ること)」とツイート。伊集院光(49)は、蛭子の言動をチェックし、そのエゲつなさを自身のラジオでうれしそうに報告している。

 視聴率は、激戦区と言われる土曜夜の時間帯(関東地区)でたびたび10%超えを記録。他局での扱いは不明だが、少なくともテレ東において蛭子は「帝王」と呼ばれているという。

 2人の卒業は制作サイドとしては痛いが、やむにやまれぬ事情もある。

 テレビ関係者は「蛭子さんは来年で70歳。もう立派なおじいちゃんですよ。ロケは3泊4日で、行き先は直前まで2人には伝えられない。順調に進む回はほとんどないので、3日目ともなると、蛭子さんはバスのなかでグッタリしています。体力的な面を考慮しての卒業という意味もあるでしょう」と証言する。

 実際に蛭子には老化の波が押し寄せており、あるバラエティー番組で「軽度認知障害」と診断されたことも。楽屋ではものの数分で眠りに落ち、起きた時には自分の居場所がわからなくなっており、マネジャーに「ここどこ?」と聞くこともあるという。

「人が良い蛭子さんは、オファーは極力受けてしまう。心配した蛭子さんの奥さんが事務所に『主人を殺さないで!』と嘆願したこともあったとか。それ以来、心臓に悪いバンジージャンプ系の仕事だけはNGのようです」とは芸能プロ関係者。

 最後のロケは来月の予定。後任で有力なのは26日の特別編に出演した俳優・田中要次(53)と芥川賞作家の羽田圭介氏(31)。ちなみに26日の平均視聴率は関東で8・4%だった。

「いつものテレ東は、土曜夜7時の枠は4~5%程度。それに比べれば十分合格点」(同)

 最後のバス旅に向け蛭子は番組内で「それだけは絶対ゴールしたいですね」と話していたが、果たしてどうなるか?

(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)