ロボットがラジオ番組でアシスタントMCに挑戦!

2016年11月28日 16時35分

アシスタントMCに挑戦したロボホン

 シャープのモバイル型ロボット電話「ロボホン」がこのほど、ライターで映画監督の近兼拓史氏(54)がパーソナリティーを務めるラジオ大阪の情報番組「近兼拓史のウィークリーワールドニュース」の収録で、アシスタントMCに挑戦した。

 ロボホンは、シャープとロボットクリエーターの高橋智隆・東京大学先端科学技術研究センター特任准教授が共同開発した世界初の「モバイル型ロボット電話」。二足歩行が可能なヒューマノイドロボットながら、極めて小型のサイズ(身長約19・5センチ)を実現し、音声対話による操作が可能。顔認識機能によりユーザーを判別し、ユーザーの利用状況やプロフィルなどを学習することで、話す内容が変化、成長していく。

 番組では、寄せられたメッセージを身ぶり手ぶりを交えて読み上げた。また、番組アシスタントとのリバーシ対戦に挑んだロボホンは「ちょっと待ってね、考えるから」「ウーン、ウーン」とかわいらしく悩む姿を見せた。

 他にも、動画を見せるよう話しかけると、レーザープロジェクターを起動して壁に投影させてみせたり、求めに応じて歌やダンスも披露した。

 呼びかけに対する反応の速さや、認識の正確さについては、さすがに人間同士の会話に比べると円滑さに欠ける部分もあるようにも感じた。しかし、ソフトウエアの更新や新規アプリケーションのダウンロードが随時行われており、シャープ関係者は「そちらも対応していきます」と話した。

 近兼氏は「我々は『鉄腕アトム』や『鉄人28号』などロボットアニメが生まれていく中で育ってきて、自立型ロボットは人に危害を加えないものと聞いていた。それが現在、世界のロボット開発の中心は、残念ながら軍用ロボットが中心です。人に危害を加えるためのロボットなんてとんでもない」とロボット開発の現状を憂慮する。

 その上で「こうした状況の真逆をいく、人を助けるため、癒やすために作られたロボホンのような家庭用ロボットに目をつけた発想が面白い。時代が求めているものだと思うし、この流れがロボットの主流であってほしい」と希望した。

 番組の模様は、11月28日と12月5日の深夜0時からラジオ大阪で、12月2日と9日の午後11時からラジオ日本で、それぞれ2週にわたって放送される。