結成15年以内のコンビが漫才ナンバーワンの座を争う「M‐1グランプリ2016」の決勝進出者8組が20日、東京・港区のテレビ朝日で発表された。

 決勝(12月4日)に勝ち上がったのは「アキナ」「カミナリ」「相席スタート」「銀シャリ」「スリムクラブ」「ハライチ」「スーパーマラドーナ」「さらば青春の光」(出番順)。

 知名度が一番高いのはハライチだが、岩井勇気(30)は欠席。澤部佑(30)は「ハライチの“売れているほう”と自負しているけど、相方がいない。(岩井は)テレビ埼玉のレギュラー番組があって」と明かして笑わせた。

 前日(19日)に決勝進出決定を聞かされた際、澤部と岩井はなんと頬にキスして喜びを分かち合ったという。この日の会見で司会を務めた大阪・朝日放送の斎藤真美アナウンサー(28)から「口にですか?」と尋ねられると「口にしないでしょ。バカでしょ」と容赦なく切り返す。「でも相方も嫌がらないで受け入れてくれた」とまんざらでもなさそうだった。

 また「さらば――」の東口宜隆(31)は、2013年にお笑いトリオ「鬼ヶ島」和田貴志(38)の妻と不倫し騒動になったことを蒸し返された。この日同じく司会を務め、09年に不倫騒動を起こした陣内智則(42)から「俺はもうヤバないわ。(東口は)誰と不倫したんでしたっけ?」とイジられると「先輩(芸人)の奥さん」と頭をかいた。

 なお、アキナの2人は別件の仕事があったため欠席した。

 今年のM‐1は3503組がエントリーし、優勝賞金は1000万円。決勝は、この日発表された8組と、敗者復活戦を勝ち上がった1組の計9組で争われる。敗者復活のコンビは決勝では最後9番目に登場する。決勝は12月4日午後6時30分から、テレビ朝日系列で全国生放送される。