サクラ60人で始まったトランプ氏の大統領選…日本人男性俳優が雇われた!

2016年11月17日 11時00分

下馬評を覆して米国の新大統領となったトランプ氏(ロイター)

 下馬評を覆して米国の新大統領となったドナルド・トランプ氏(70)の第一歩は、約60人のサクラを雇い開催したイベントから始まった。

 トランプ氏は2015年6月16日、ニューヨークで開催した「ピープル・フォー・ア・ストロンガー・アメリカ」というイベントで出馬表明した。

 そのイベントにサクラとして雇われた20代の日本人男性俳優は「エキストラの登録会社から(15年)6月16日、イベントでトランプを応援するためのTシャツを着て看板などを掲げて彼をサポート、応援する人を募集しているとの連絡を受けました」と語る。

 エキストラ約60人がマンハッタンのトランプタワー近くに午前8時45分に集合し、同タワー内に設置された会見場に移動。イベント会場にはエキストラの他には取材者ばかり。トランプ氏はこの当時、支持者もいない、キワモノの泡沫候補にすぎなかった。

 同男性は「登録会社からは、もしインタビューをされた場合は簡潔に述べ、単純にトランプを応援、サポートするためにいると答えるようにと言われました。1時間半ほどするとトランプが出てきて、そこで大統領選に立候補するという話を本人がして、テレプロンプターに映し出されたスピーチ原稿を読み上げましたが、メチャクチャな演説。まさか、その彼が大統領になるなんて。待ち時間なども含め3時間ほどで終わり、その場で現金50ドル(約5280円)をもらいました」と話した。

 このときのトランプ氏の演説は「メキシコがメキシコの人を送ってくるときは、問題がたくさんある人を送って来る。彼らはドラッグ、犯罪を持ち込む。彼らは強姦犯だ。メキシコとの国境に巨大な壁を築く!」というものだった。

 猛批判を浴び、それによって大注目を集めるも、エキセントリックな人物という扱いだったが、それから1年5か月後、奇跡を起こした。