韓国・朴大統領に“薬物依存報道”

2016年11月17日 07時15分

朴大統領の苦悩は深まるばかり(ロイター)

 もはや何でもアリだ。親友の崔順実(チェ・スンシル)容疑者(60)の国政介入疑惑で窮地に立たされる朴槿恵大統領(64)に、今度は“薬物依存疑惑”が持ち上がっている。韓国のテレビ局が報じた。問題の薬は劇薬に分類され、故マイケル・ジャクソンさん(享年50)の命を奪ったとされている鎮静剤プロポフォール。精神不安定の朴氏のために崔氏が入手し届けていたというから驚きだ。大統領を辞任するまでスキャンダル地獄が続くのか――。

 韓国紙・中央日報系のテレビ局「JTBC」が朴氏にまつわる驚きの疑惑を報じた。なんと同氏が「劇薬であるプロポフォールの中毒者」というのだ。これは主に整形外科などで麻酔薬として使われるもの。当然、韓国でも一般人が入手することは不可能で、不正に所持・使用すれば、その時点で薬事法違反の罪に問われる。

「強い鎮痛作用があり、全身麻酔にも使われる。これを常用するとは正気の沙汰ではない。一度眠りについたら最後、起きてこない可能性もある」とは医療関係者。

 2009年に亡くなった故マイケルさんは、このプロポフォールを過剰投与されたため急死したと言われる。

 報道によると、この危ないクスリを朴氏に勧めたのが、一連の国政介入疑惑の中心人物である親友の崔容疑者。どのように入手したかは謎だが、崔容疑者は朴氏の代わりに処方してもらい、それを大統領府に届けていたという。

 朴氏は幼少期に母を暗殺で亡くし、父・朴正熙元大統領も側近に暗殺されるなど暗い過去を持つ。それが極度の人間不信と精神不安につながり、プロポフォールなしでは生きていけないカラダともいう。裏読みすれば、朴氏と崔容疑者の異様な関係性はクスリによって保たれていたのかもしれない。

 にわかには信じがたい疑惑だが、JTBCは一連の問題で崔容疑者のパソコン内に大統領の演説草稿があったことをスクープ。そこから火がついていまに至るだけに無視はできない。

 JTBCは14年4月のセウォル号事故の直後、朴氏が7時間音信不通になったのは「プロポフォールを使用し、体を休めていたから」と伝えている。この“空白の7時間”をめぐっては先日、一部中国メディアが朴氏の韓国人らしからぬクッキリ二重に注目し「7時間の間に新たな整形手術を受けていた」と報じた。

「こうした無責任な人格攻撃に近い報道が飛び出すのは、朴氏が“死に体”だと表している。真実かどうかはどうでもよく、彼女を追い込んで辞めさせるのが目的。まだまだスキャンダル地獄は続くだろう」とは韓国のマスコミ関係者。

 朴氏の支持率は限りなくゼロに近く、12日には100万人規模のデモが発生。なかにはデモに乗じて女性参加者にセクハラを働く不届き者もいたようだが、国民が怒り心頭なのは事実だ。

 しかし、当の本人は16日までに見込まれていた韓国検察の聴取を拒否。朴氏の弁護人に選任された柳栄夏氏は「大統領への聴取は関連する疑惑への十分な捜査が行われたあとにやるべきだ」と延期を要求した。

 朴氏の“時間稼ぎ”の背景について、事情に詳しい韓国のマスコミ関係者は「辞任した瞬間に背任などの容疑で逮捕されることが濃厚なため、刑事訴追されない在任中に対策を練るつもりなのだろう。一部の専門家は辞任と引き換えに罪を軽くする“司法取引”を画策しているのでは?とウワサしている」と話す。

 お先真っ暗の朴氏だ。