波瑠 母親役・斉藤由貴に「私のお母さんがこんなお母さんでなくてよかった」

2016年11月14日 16時19分

左から柳楽優弥、波瑠、斉藤由貴、山脇康文

 来年1月13日スタートのNHKドラマ「お母さん、娘をやめていいですか?」(全8回)で主役を務める女優・波瑠(25)ら主要出演者4人が14日、収録地である名古屋で会見を行った。

 

 テーマは「母と娘」。とはいっても、よくあるハートフルなものではなく「サスペンス風モンスターホームドラマ」。親友のように仲が良かった母娘の関係が、娘の交際相手・松島太一(柳楽優弥)の出現で一変。娘を束縛しようと母親が暴走し、ついには松島を誘惑してしまい、幸せだった一家がガラガラと崩れていく…というものだ。

 

 主人公・早瀬美月を演じる波瑠の実際の家族関係は「休みの日が決まると、友達より先に家族に連絡する」とドラマ同様に緊密。それだけに台本を読んだときには「ああ、私のお母さんはこんなお母さんでなくて本当によかった」と胸をなで下ろしたという。

 

 波瑠以上に複雑な表情だったのが、モンスター化する母親・顕子役の斉藤由貴(50)と、それを見て見ぬふりをする父親・浩司役の寺脇康文(54)だ。

 

 しばらく沈黙した後に口を開いた斉藤が「演じていてとても疲れます。精神的にささくれるというか、自分自身との共通項を探すより、役を構築するという感じ。すごく難しい」と話せば、寺脇も開口一番「とにかくすべての出演シーンがつらいというか、面白くないんです、やってて。全然面白くない」と苦笑い。柳楽も「しっかり複雑な三角関係にする男」という役どころだけあって、4人とも実に微妙な表情を浮かべた。

 

 およそ制作中の会見らしからぬ雰囲気だったが、裏を返せばそれだけ設定が奥深いという証しでもある。波瑠は「美月の成長過程は少し成長してまた戻ってと、とてもリアル。見ている方がもどかしいと思うように演じられれば」と、成長物語としての見どころもアピールした。

 

 NHK連続ドラマ小説「あさが来た」(2015年)で、東京ドラマアウォード2016主演女優賞を獲得するなど、いま乗っている女優の筆頭格である波瑠の演技を含め、結末まで目が離せなくなりそうだ。