爆笑・太田 亡き母に捧げた「越路吹雪さんの歌」と最後の笑い「ドナルド・トランプです」

2016年11月14日 13時17分

喪主のあいさつで、亡き母に最後のギャグを捧げた太田(右)

 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(51)の母で、8日に肺気腫による呼吸不全で亡くなった太田瑠智子(おおた・るちこ)さん(享年83)の告別式が14日、東京・港区の青山葬儀所で営まれた。

 

 式には相方の田中裕二(51)、妻の太田光代社長(52)を始め、所属事務所の後輩芸人たちも参列。仕事先の関係者など、通夜、告別式を合わせ300人が参列した。

 

 喪主あいさつのため、報道陣の前に姿を現した太田は、最愛の母を失った悲しみをこらえているのが見た目にもわかる表情だった。

 

 だが、スタンドマイクの前に立ち、多くの報道カメラを見ると、悲しみを隠し“芸人の顔”にチェンジ。マイクの前に立つと「ドナルド・トランプです」とボケてしまった。さすがに横にいた光代社長も怒りの表情を浮かべた。

 

 一瞬だけ、芸人の顔を見せた太田だったが、その後は母への感謝の言葉を述べた。

 

「母は一度も弱音を吐いたことはなかったし、人の悪口を言ったのも一度も聞いたことはなかった。最期も呼吸が苦しそうだったので『苦しいの?』と聞くと首を横に振っていた」と太田は振り返る。

 

 いよいよ最期には「母が越路吹雪さんの歌が好きだったことを思い出して、自分のアイポッドで『愛の賛歌』と『バラ色の人生』探して、耳にイヤホンを突っ込んで聞かせたんです。聞き終わった時にちょうど心拍数が0になった。息子ながら、本当にきれいな死に方だなと思った。死ぬときはこうするんだと教えてもらった」と別れたという。

 

 あいさつの最後には「ドナルド・トランプでした」と太田は再度、ボケた。田中も控えめなアクションで「それはいいから!」と突っ込み、光代社長も少しだけ笑った。爆笑問題らしい“漫才”で母に最後の笑いを届けた。