テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏(年齢非公表)が、トランプ氏の勝利で終わった米大統領選を斬った。

 普段は陽気なデーブ氏も、この結果にはさすがに落ち込んだ様子。

「日本で唯一正しく予想していたのが木村太郎というのは、納得いかないですよね」としつつ「恥ずかしいですよね、どう見てもトランプを選ぶべきではないのに。ヒラリーは地味でもトランプと比べて全然優秀じゃないですか。そういう意味ではショックです」と肩を落とした。

 さらに「僕、不在投票したんですけど『クリントン』とカタカナで書いたからカウントされなかった。それが負けた原因だと責任感じてます」とギャグを交えつつ、反省するそぶりを見せた。

 トランプの勝因の一つとして「民主党寄りのメディアですら、おもしろいからとトランプを持ち上げた。どうせ予備選の段階で最後まで行くなんて誰も思っていないから。(人気は)ある意味、メディアが作ったようなもの」とテレビプロデューサーらしい分析。その上で「メディアのトップが反省している。米メディアもヒラリーが負けたことで相当ご立腹ですから、これからは毎日のようにトランプの批判はものすごいことになりますよ」と予言した。

 一方、デーブ氏はトランプ新大統領の誕生で「僕の仕事が増えるような気がする。何かあるたびにね」とニヤリ。9日夜には、さっそくNHK「クローズアップ現代+」にコメンテーターとしてゲスト出演。

「ショックではありながら、会ってみたいなと。ツーショット写真欲しいよね。日本にもし来たら、僕は60いくつある森ビル全部見せて『お前よりすごいだろ』と言ってやりたいですよ」と壮大な野望を明かし笑わせた。