米大統領選でのドナルド・トランプ氏(70)の勝利を受け、仮面女子・桜雪(23)が9日、トランプ政権への不安を明かした。

 仮面女子は過激な言動で知られるトランプ氏に注目。トランプTシャツを着た7人組ユニット「トランプ仮面」を結成し、4月9日にユーチューブで動画を公開した。当時、泡沫候補と見られていたトランプ氏への“応援歌”は話題になり、英字紙「The Japan Times」でも取り上げられた。

 東京大学を卒業し、小池百合子東京都知事(64)が立ち上げた政治塾「希望の塾」に合格した桜もトランプ仮面のメンバーだ。桜は米大統領選の結果を受け「トランプ氏は、他国にある米企業の工場などを米国に戻して、雇用創出したり、移民を禁止したり、米国民の生活を安定させるための大胆な政策を行うと言っています。それが実現すれば、米国は孤立主義となります」と分析する。

 デメリットとして「日本が軍事同盟を米国と組むことを求められることです。日本は憲法9条があるので軍事同盟を結ぶことはできませんが、それで米国に守られなくなってしまえば、核の脅威にさらされるかもしれません」と防衛面での不安を挙げた。

 その一方で「トランプ氏の大胆改革によって、他国へも改革ムードの波が伝わるかもしれません」と期待できる面もあるとしている。

 また、ヒラリー・クリントン前国務長官(69)との泥仕合については「正直、今回の大統領選挙はお互い侮辱ばかりで国民からは両方ジョーカーの“ババ抜き”状態だったと思います。トランプだけに!」と総括した。