ベンガルの息子逮捕 日本での永住権狙う「国際偽装結婚」事情

2016年11月08日 16時30分

ベンガル

 俳優・ベンガル(65)の息子で、会社役員の柳原直太容疑者(35)がベトナム人の女(21)と偽装結婚したとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で警視庁組織犯罪対策1課に逮捕された。

 柳原容疑者は昨年5月、群馬県在住のベトナム人の女に在留資格を取らせるため、うその婚姻届を都内の区役所に提出した疑い。同容疑者は容疑を認め、相手の女と、仲介人のベトナム人の男(27)も逮捕された。

 柳原容疑者は「日本のアートやファッション、音楽などのカルチャーを世界に発信する」として2013年に都内で会社を設立し、自らは代表兼チーフディレクターを務めていた。

「東日本大震災を契機に『アート作品を通して日本と世界が国境を越えてより深くつながっていくことを願って』と会社を立ち上げたようですが、米大学を卒業し、経営するもう一つの会社では貿易や翻訳、ベトナム人の研修生の育成事業をしていた。その活動を通じてベトナムの人と知り合ったのかもしれない」と関係者。

 国際偽装結婚に詳しい事情通は「日本での永住権(配偶者ビザ)を得るために、偽装結婚のブローカーに依頼するのは中国人が多い。相場は250万~300万円。相手となる日本人の男は多重債務者や低所得者など、生活に困っている人物があてがわれるが、取り分は70万~100万円ほど。摘発されなければ、女性は一生日本で働けて本国に仕送りができて、いつでも出身国と行き来ができる。韓国人や東南アジア、もちろんベトナム人もいますよ」と話している。

 柳原容疑者の父・ベンガルは、自由劇場を経て、柄本明(68)らと立ち上げた劇団東京乾電池に所属。バラエティー番組などのほか、映画やドラマにも出演している。