「スマスマ最終回」SMAPメンバー全員揃っての生放送は絶望的

2016年11月08日 16時00分

フジテレビの亀山千広社長

 年内終了が決まっているバラエティー番組「SMAP×SMAP(スマスマ)」(フジテレビ系、月曜午後10時)の最終回が、ファンならずとも期待する「SMAPのメンバー5人全員揃っての生放送」が絶望的な状況だ。フジテレビの亀山千広社長(60)は先月の定例会見で「局を挙げて最終回を盛り上げたい」と話したが、皮肉なことから生放送プランは暗礁に乗り上げた。

 SMAPが解散するまで2か月を切ったが、最近になって周辺の動きが活発化している。今月1、2日には全国紙や地方紙など新聞各紙の広告欄に、ファンが大量のメッセージを掲載。また12月21日に発売されるベストアルバム「SMAP 25 YEARS」の収録曲も決定し、ファンが選んだ1位の曲が「STAY」と発表された。SMAPファンの「何とか解散阻止を」という訴えが続いている。

 とはいえ、いまの段階ではグループの年内解散を避ける術がない。それどころか「『スマスマ』の最終回で、5人揃っての生放送を見たい」との願いもかないそうにないという。NHK紅白歌合戦出場も困難な状況のうえ、「スマスマ」での生放送も絶望的となると、SMAPの最後はなんともむなしい終わり方になりそうだ。

 20年にわたって放送されてきた「スマスマ」は、メンバー5人全員が揃う唯一のレギュラー番組。だがSMAP解散に伴い、年内での打ち切りが決定した。

 同番組を制作する大阪・関西テレビの福井澄郎社長(68)は1日の会見で「12月26日が最終回とは決まっていない」と発言。ファンを期待させるコメントではあったが、「現実問題としては、今年最後の月曜日である12月26日が最後の放送となることは確定している。ただ通常の1時間枠か、時間を拡大して放送するかは、まだ決まっていないようだ」(フジ関係者)。

 その最終回も制作サイドが要望していたのは「メンバー全員が揃っての生放送」だった。「8月に解散を正式発表してから生放送は一度も実現していない。放送するテレビ局としては、せめて最後は生の特番を組みたいのが本音」(同)

 フジの亀山社長も先月28日に行われた定例会見で、「20年間支えてくれた番組。タイムテーブルを(大きく)使ってフィナーレを盛り上げられないかと現場に要望している」と、局を挙げて最終回を盛り上げる意向を示した。

 一時はこの意向を受けてSMAPが所属するジャニーズ事務所が「最終回には5人揃って生出演するよう説得に乗り出す」と報じられた。だが、皮肉にも「盛り上げたい」という亀山社長の発言のせいで「最終回で生放送」の実現が難しくなったという。

「誰がどう見ても、SMAPの解散はケンカ別れ。それなのに『フィナーレを盛り上げる』っていうことは“SMAPの最後を盛大に”ってこと? メンバーは解散についてあんまり騒がれたくないだろうから、亀山社長の発言のせいで『生放送なんか絶対にやらない!』と言いだしかねない」(同)

 SMAP解散の原因は“SMAP育ての親”I女史の“追放劇”だが、そのI女史に付いていかず、唯一、事務所残留の意向を示したのが木村拓哉(43)だ。追随を決意していた中居正広(44)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(42)、香取慎吾(39)との間に溝が生まれてしまった。

 しかも、木村と亀山社長との仲は良好で、今年6月の亀山社長の還暦祝いの会に、ジャニーズから出席したのは、メリー喜多川副社長が“後継者”と明言した娘の藤島ジュリー景子副社長、「TOKIO」の長瀬智也(38)、木村の3人だった。

「中居ら4人にしてみたら『木村と亀山社長はつながっている』という思いがある。そんな人から『フィナーレを盛り上げてほしい』と言われても、簡単に従う気にはなれないだろうね」(芸能プロ関係者)

 近年、「盛り上がった最終回」といえば、31年半放送されたフジ系の「笑っていいとも!」だ。2014年3月31日の最終回には、司会のタモリを囲んでダウンタウン、とんねるず、爆笑問題らが一堂に会するという、バラエティー史上に残る華やかなフィナーレを迎えた。

「亀山社長には『いいとも』の最終回のイメージがあるのかも。でも『スマスマ』ではムリ。大物ゲストを呼んで、生放送で『結局、何で解散するんだ?』と聞かれたら、どう答えるのか」(同)。亀山社長の発言に他意はないだろうが、自分で自分の首を絞めることになりかねない。