福田こうへい 異例の早さで新曲10万枚目前のワケ

2016年11月05日 16時30分

復興支援ライブを行った福田こうへい

 民謡出身の演歌歌手・福田こうへい(40)が3日、2011年の東日本大震災の被災地となった宮城県名取市のゆりあげ港朝市で、復興支援の無料ライブを行った。

 岩手県生まれの福田が、震災で被災した地元東北を応援しようと、メジャーデビューをした13年から行っているライブで、今回4回目。集まった1500人を前に、約2年半ぶりの新曲「北の出世船」や、30万枚の大ヒットとなったデビュー曲「南部蝉しぐれ」、民謡の「津軽じょんがら節」など7曲を熱唱した。トークでは「野球は大谷翔平。民謡、演歌界は福田こうへい」と野球界のスーパースターを引き合いに、“歌の二刀流”を続けていくことを宣言し、喝采を浴びた。

 今年は14年まで所属していた前事務所との専属契約を巡る裁判が和解で決着。裁判期間にはメディア露出はおろか、新曲さえ出せなかったが、このことも福田を一回り大きくさせた。

「南部蝉しぐれ」などのヒット曲もあるが、いまだ持ち歌が圧倒的に少ない。それでもコンサートでファンを喜ばすため、民謡だけでなく、他の歌手のカバーをすることもあったという。「歌の幅という意味では広がったと思うし、力になった」と福田は分析している。

 8月末に発売した新曲「北の出世船」が数か月足らずで9万枚を突破。「10万枚も時間の問題」と言われるほどで、演歌・歌謡曲界では圧倒的なスピードで売れている。

 いったいなぜか? 裁判中の苦しかったときにも、コンサートでファンの心をガッチリつかんできたからに違いない。

「コンサートではファンに支えてもらった。今度は、支えてくれたファンへ恩返しの意味も込めてがんばりたい。紅白も目指したい」と力強く語った福田。紅白出場可否のボーダーライン10万枚が見えているだけに十分に期待できそうだ。