福田こうへい東北被災地復興ライブの悩みと喜び明かす

2016年11月03日 16時55分

無料コンサート行った福田こうへい

 民謡出身の演歌歌手・福田こうへい(40)が3日、2011年の東日本大震災の被災地となった宮城県名取市のゆりあげ港朝市で復興支援の無料ライブを行った。

 

 岩手県出身の福田が被災した地元東北を応援しようと、メジャーデビューした13年から行っているライブで、今回が4回目。集まった約1500人を前に、2年半ぶりの新曲「北の出世舟」や、30万枚と大ヒットしたデビュー曲「南部蝉しぐれ」、民謡の「津軽じょんがら節」など7曲を熱唱した。

 

 トークでは「野球は大谷翔平。民謡、演歌界は福田こうへい」と野球界のスーパースターを引き合いに、“歌の二刀流”を続けていくことを宣言し、喝采を浴びた。

 

 ライブを始めたころにはまだ被災の爪痕も深く「海とか波の歌が心苦しくて歌えなかった。民謡もお祝いの歌が多くて、何を歌ったらいいのかと悩んだときもある」という。それでも、徐々に「歌ってほしい」という声も届くようになり、「先輩方が歌ってきた歌をメドレーにして歌わせてもらうようになったが、こういうことがなければ歌えなかった作品かもしれない」としみじみ語った。

 

 今年は14年まで所属していた事務所との専属契約をめぐる裁判が和解で決着したことで、新たなスタートも切れている。「その間、新曲が出せなかったけど、コンサートでファンに支えてもらった。今度は、支えてくれたファンへ恩返しの意味も込めてがんばりたい。紅白も目指したい」と力強く語った。