超人気アイドルグループのメンバーらによる“強制4P”の餌食となった少女が妊娠したとされる騒動(9月既報)が、実はひそかに決着していたことがわかった。少女側が事件沙汰にしない代わりに金銭での解決を持ち掛け、既に大金を受け取ったというのだ。その示談金額はなんと約3000万円で、4Pに加わったメンバーが自力でかき集めたとか。所属事務所も知らない水面下交渉の衝撃全貌を独占スクープ――。

 今年2月ごろ、飲み会で酔っ払った勢いの乱交パーティーに参加したのは、最近露出が増えている人気アイドルグループのA、B、Cだ。場所は東京・新宿区内にあるAの自宅マンション。

 酔い潰れた被害少女(17=当時)と“生”で関係を持ったのはメンバーAとB。もう1人のメンバーCは別で、その少女を乱パに連れてきた女子大生と3Pした。その後、少女が妊娠したと言いだし、仲間内では大騒動に。

 3人はこの一件を、所属事務所には秘密にしている。

「事務所内では、うすうす彼らの仕業ではとみられてるようだけど、本人たちが口を割ってないから、疑わしいというところで止まってるみたい。被害者側から事務所にクレームの連絡が来た様子もないし…。ただ3人個人や所属グループ自体の仕事に、多少影響は出ているとは聞いた」とは某大手プロ関係者だ。

 事件関係者によると、少女はその後、遊び友達との連絡も絶ち、引きこもってしまい、代わって少女の母親がA、Bらの代理人と水面下で交渉を進めていたという。

「母親は当初、娘を慰み者にした男たちにタレントが交じっていることも知らず、『どういうことなの?』『私は出るとこ出るよ!』とすごい怒りようだったとか。母親は『(加害者と)会って話がしたい』と言い、一方の加害者側の代理人は当事者を表に出したくないため、話し合いは平行線のまま。母親は、医者の診断書なども『当事者と会ったら見せる』の一点張りで、加害者サイドは少女の妊娠の有無も確認できなかったんだって」

 そんななか、さる9月半ばにAらの代理人のもとへ、少女側の代理人を名乗る弁護士から連絡があった。

「調べたら確かに実在する弁護士で、『当事者の連絡先を教えてほしい』と言ってきたそうだ。弁護士は『彼女(少女)の身に大きいことがあった』などと具体的な表現は避け、妊娠の有無や少女が今どんな状態なのかは『当事者が対応するなら話しますが…』と言葉を濁したみたい。そして、弁護人は『大ごとにはしたくない』と、1000万円の示談金額を提示したとか。当事者が直接の話し合いに応じないなら、刑事告訴も辞さない構えだったらしい」

 未成年の少女に飲酒させ、A、Bがコンドームもつけず、Cではない男性も含めた4Pに加わった事実は変わらない。淫行や準強姦にあたるのは明白で、れっきとした犯罪行為だ。刑事告訴されたら、間違いなく彼らのアイドル生命は終わる。

「言い方は悪いが、彼らにとってはもう、妊娠の有無なんかどうでもいい話になっていた。金をかき集め、言われるがまま示談金を払おうと腹をくくっていた」(同関係者)

 スッタモンダの末、双方で話がついたのは9月末。翌10月頭には示談が成立したという。別の事件関係者が声を潜める。

「結局、示談金額はつり上がって、被害者側は3000万円近く受け取ったみたいです。その大金を用立てたのはAとBで、4Pに参加はしたものの中出しはしなかったもう1人の男友達は払っていません。その4Pには加わらなかったCも当然、示談金は払っていません。Bは定かじゃありませんが、Aは音楽機材を買うということにして親に無心したようですね」

 聞けば、少女は結局おなかの子をおろしたらしく、AとBは中絶同意書など関係書類を突きつけられ、観念したようだ。

「もっとも、書類の実物やコピーを直接見たわけではないらしく、本当に自分たちどちらかの子供だったのかという疑念はあるようですが…」と同関係者。


 一夜の過ちへの代償は相当高くついた。