杉良太郎 文化功労者選出に「身に余る光栄」

2016年10月28日 11時30分

文化功労者に選出された杉良太郎

 歌手で俳優の杉良太郎(72)が28日、2016年度の文化功労者に選ばれた。

 ベトナムなど海外で日本文化の発信や文化交流など、長年の活動が評価されたことに、杉は「非常に身に余る光栄なことだと思います」と笑みを浮かべた。

 現在でも外務省日本ベトナム特別大使などを務めるかたわら、法務省では特別矯正監として活躍している。

 杉は「刑務所担当になってから、卵が先かニワトリが先かじゃないが、親を教育する方がいいのか、子供を教育する方がいいのか悩んだこともあった。僕は子供を選んで、子供同士が海外で本音で語り合える世界を作れたら」と明かす。その一環として、これまでに私財を投じてバングラデシュに50か所の学校を建てたり、里子の支援なども続けてきた。

「日本語も教えて日本文化も教えられる。日本の将来に希望を持てるようなものにしたい」と語った。

 こういった数々の慈善事業などを行ってきた杉だが、その行動そのものが「売名行為」と言われることもあったという。

「若いころは『売名』と言われると、反発したこともあって、長い間、バレないようにやってきた。『売名ですか?』と言われることは最近までありましたけど、今は気にならなくなった。気にしていると前に行けませんしね」と振り返る。「行動で示せばいい」と断言するように、重ねてきた実績が物語っている。

 文化功労者に選ばれたことに、妻で歌手の伍代夏子(54)は「何なの、それは?」と事の重大さを理解していなかったそうで、説明を聞いた後に「非常に喜んでくれた。後で乾杯したいと思う」と笑顔を見せた。