東大卒アイドル・桜雪が「小池塾」に合格

2016年10月27日 17時15分

仮面女子・桜雪

 今春、東京大学を卒業した地下アイドル「仮面女子」の桜雪(23)が、小池百合子東京都知事(64)が立ち上げた政治塾「希望の塾」に合格したことが27日、本紙の取材で分かった。

“小池塾”と呼ばれる「希望の塾」には4000人を超える応募者がいたことが明らかにされているが、最終的な合格者数や経歴、年齢など詳細は不明だった。桜の所属事務所は、本紙の取材に「間違いありません」と認めた。桜は30日、東京・豊島区内で行われる「開塾式」に出席。第1期生として来年3月までの計6回の講義を受ける。

 今春、東京大学を卒業した桜は職業として芸能活動を選択。今年7月には18、19歳の新有権者に投票を呼びかけるユニット「秋葉仮面」のリーダーとして活動した。

 当時、親元を離れて一人暮らしを始めた桜は「今まで親に保護されていたんだと痛感しました。医療費とか年金とか本当にお金がかかるんです。年金問題はピンとこなかったが、英国のEU離脱で日本の経済が混乱した。完全歩合の給料制なので、私も払えなくなるんじゃないかと不安になって、年金1年分を先払いしました。このお金が無駄になったらイヤじゃないですか。投票して、政治を頑張ってもらわないとダメだと、深刻に考えるようになった」とコメント。また投票率の低さには「税金を使って行われるイベントに参加しないなんてもったいない」と嘆き、「本格的に政治を勉強したい。女性でありアイドルである私が積極的に政治を学ぶことで、女性や若者の政治参加、政治への関心を促進できればうれしい」と語っていた。

 東京五輪や豊洲問題など次々に「ブラックボックス」を開ける“小池劇場”に、同じ女性として、また一人の東京都民として深い感銘を受けたことも出願につながったようだ。自身の受験とアイドルとの両立の体験をまとめた“受験本”を出版した際には「世界に認められるような、芸能人を超えてユニセフの活動をしたりとか、国際貢献までできるような人になれたらうれしいです」と広い分野での活動を視野に入れていた。

☆さくら・ゆき=1992年12月12日生まれ。三重県出身。東京学芸大学付属高等学校在学時から東大受験生アイドルとして活動し、2012年に東京大学文科三類に合格。同年6月、アイドルユニット「OZ」のメンバーとしてデビュー。同10月に「スチームガールズ」メンバー、14年に「アリス十番」に昇格し、地下アイドルの現役東大生として活躍した。今年3月に東京大学文学部行動文化学科心理学専修課程を修了。現在は東京大学学士アイドルとして活動している。