ピコ太郎 まさかの「世界ツアー」敢行も

2016年10月26日 06時00分

本格的な世界進出も見えてきたピコ太郎

 芸人・古坂大魔王(43)がプロデュースする謎の中年歌手・ピコ太郎が、驚くべき勢いで2016年下半期の芸能界を席巻している。大みそかのNHK「紅白歌合戦」出場、はたまた年末の流行語大賞だけではなく、なんと海外本格進出も視野に入ってきた。それだけではない。来年にはまさかまさかのピコ太郎ワールドツアーが敢行される可能性が高まっている。

 何が当たるか分からない――それが芸能界の面白いところだろう。ピコ太郎は8月末にネット上で動画「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」を公開したところ徐々に広がり、9月末に9000万人近いフォロワーを持つジャスティン・ビーバー(22)がツイッターで「My favorite video on the internet」(お気に入りのネット動画)と泣き笑いの絵文字とつぶやいたことで、一気に大ブレークした。

 動画サイト「ユーチューブ」の「ミュージック全世界トップ100」の9月30日~10月6日付再生回数ランキングではなんと1位を獲得(関連動画を含めて1億3400万回)。これは日本人初の快挙で、25日現在でオリジナル作品の動画再生回数は6400万回を超えている。

 また世界134か国に配信をスタートし、19日発表の全米ビルボード・ソング・チャートにも77位にランクイン。同チャートに日本人がランクインするのは、1990年の松田聖子(54)以来26年ぶりの快挙だ。

 世界から火が付いたピコ太郎ブームは、日本でも巻き起こっている。

「19日に日テレの朝の情報番組『スッキリ!!』で『PPAP』を地上波初の生歌唱したところ、視聴率が跳ね上がりました。これを見たテレビマンたちが、年末年始の特番に向けて一斉にブッキングに動き始めました。もともと芸人なので、トークもキッチリできるところもプラス材料です」とテレビ局関係者。

 18日のNHK「ニュースウオッチ9」、25日のフジテレビ系「とくダネ!」でもピコ太郎は取り上げられた。「今年もヒット曲が少ない音楽界で、ピコ太郎は久々の明るいニュース。このままの勢いで、紅白出場も濃厚になってきた」とレコード会社関係者は話している。

 今年は芸能界だけでも「SMAP解散」「ゲス不倫」など多くの流行語大賞候補がある豊作の年となっているが「『PPAP』ブームがさらに加速すれば、大外から一気にまくって流行語大賞というのも見えてくる」と前出レコード会社関係者。

 さらにピコ太郎は世界から日本、そして本格的に世界進出という道筋をたどりそうだ。

「うちの国に来てほしいと海外のプロモーターたちからの要望はかなり多い。それらの声に応えるためにも、来年にはワールドツアーが組まれることになりそうです。世界の大手音楽企業が熱視線を送っていますよ」とは音楽関係者。

 現在も多忙なスケジュールのかたわら、鋭意新曲を制作中というピコ太郎が世界中の国々に降り立つ日もそう遠くないだろう。