UFOといえば金属製の円盤や謎の発光体というものが多い。だが、近年ではこれまでに見られなかった形状のものなどが多く目撃され、注目を集めることも多い。

 円盤状のものでいえば、ベルギーで多くの人々に目撃されたのをきっかけに、欧米を中心に目撃証言が増えている黒い三角形UFOがある。発光体の中では、変形しながら飛行するという生物的な姿を見せるために未確認生物かUFOかの判別がつきにくいものの目撃情報も増えている。

 そんな発光体UFOの中で、1980年代から世界中で目撃証言が増えているのが謎の「渦巻き状UFO」だ。目撃されるのは夜間が多く、夜空に光る非常に大きな螺旋状の渦が出現するという姿で目撃されることが多い。渦は回転しながら大きく成長し、やがて消えていくというもので実体はない。

 もしかすると、渦の中心に核になっているUFOが存在するのかも知れないが、中心はまばゆく光っているため実体を確認できないのだ。

 このUFOが初めて目撃されたのは1981年の7月24日午後10時ごろのこと。中国の広範囲で夜空に巨大な光る渦が出現、多くの人々に目撃されるという事件が起きた。この光る渦は青白く発光しており、外側に淡い赤紫色の光が取り巻いていたという。

 問題の渦は約1分前後夜空に出現していたが、やがて小さく淡くなって消えてしまったという。

 その後も同様の光る渦巻き状UFOは世界各地で目撃されており、中国でも2009年に再び同様の物体が目撃されている。もっとも中国では同様の渦巻きUFOが1970年代から何度も目撃証言が報告されていたという。

 このUFOの正体について、流れ星などの物体が地球の大気に突入して消える際、上空に霧などが発生していた場合、光が屈折してこのように見えるのではないかとする意見が存在する。

 だが、渦巻きの核に「窓のあるUFOのようなもの」を目撃したという人もおり、正体に関しては未だ結論が出ていないという状況になっている。

【関連動画】1988年に中国で目撃された螺旋UFO
China UFO SPIRAL 1988 – YouTube
https://youtu.be/Ylk2DKLrJIw

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS