お笑いコンビの「タカアンドトシ」(タカ=40、トシ=40)と世界的ミュージカルスターのヒントン・バトル(59)が18日、都内で「ヒントン・バトル ダンスアカデミー(HBDA)開校発表会見」に登場した。

 演劇の本場、ブロードウェー最高の栄誉である「トニー賞」に3度輝いたバトルと、日本のお笑い界の雄「よしもと」がタッグを組む。ブロードウェーに通用するダンサーを日本で発掘、育成するHBDAを開校する。

 バトルは「ダンスが好きじゃないと生きていられない、という心が大事。そういう人に来てほしい」と話す。

 これに司会を務めたタカトシのタカは「ピース綾部は成功しますか?」と、4月から単身渡米する“綾部ネタ”で笑いを取ると、バトルは「お会いしないとわからないね」と極めてまっとうな答えで、笑いを重ねた。

 HBDAはバトルを筆頭に世界的ダンサーが講師を務める。第1期生オーディションは2017年1月から。合格すると同4月から、最大3年間無料でダンスレッスンが受けられる。

 バトルとよしもとの縁は30年ほど前からだというが、今回の試みは「時代にマッチしそうです。30年ほど前とは比べものにならないぐらいダンス文化が浸透している」とはダンス界関係者。

「小中学校でダンスが必修科目となり、EXILEやE―girlsなどのダンスグループも大人気。よしもとにも有名ダンサーが所属している。バトル氏はブロードウェーのレジェンドでバリバリのプロ。またひとつ、日本ダンス界がレベルアップすることは間違いない。よしもとの人脈にも驚きましたね」(前出関係者)

 将来はお笑い芸人ではなく“ダンサーのよしもと”になるかも?