元AKB48で歌手の高橋みなみ(25)が16日、都内でファーストソロアルバム「愛してもいいですか?」のリリース記念ライブを行った。

「UNIVERSAL MUSIC STORE」で予約購入した3000人から抽選で100人を招待して開催した記念ライブで、高橋は「愛しくて恋しすぎて」などアルバム収録曲8曲を熱唱。アイドル時代とは異なる、25歳になる等身大の姿を描いた楽曲でファンを魅了した。

 MCで「卒業して半年たちまして、素晴らしいアルバムをリリースすることができました。今までは隣の女の子と比べながら生きてきましたけど、自分を律して、いろんなことを吸収して成長したいと思います」とファンに報告。

 前日(15日)には恩師の秋元康氏(58)、AKBの横山由依(23)、高橋朱里(19)らと愛知・名古屋市内で会食したことを明かし「横山がすごく総監督らしくなっていた。横山が秋元さんに『これはこうなんですよね』とかいろいろと言っていて。そんな姿を見て、思わずウルッときました」と後輩たちの成長ぶりが胸に染みたという。

 5曲目「笑顔」を歌唱中にはファンの温かい声援に感涙。高橋は「AKBはビックリするぐらい恵まれているんです。悩んでる時にファンの皆さんに会えて話してくれたり、心配してくれたり。あの場所はすごかったんです。でも、卒業して同じことをしていたら、私自身が強くなれない。強いキャラクターじゃなく、弱いのはファンの皆さんにバレていた。足りないことは多いけど、卒業したら私が引っ張っていきたい」と誓った。

 ライブではサプライズゲストで、楽曲「GIRLS TALK」を提供した元「プリンセスプリンセス」岸谷香(49)が登場し、高橋と一緒に同曲を熱唱。また、終盤には大みそかに高橋の地元である東京・八王子市のオリンパスホール八王子でカウントダウンライブを開催することを発表した。

 イベント前の囲み取材では「(AKB48を)卒業する前は規律はキチンと守ってましたけど、卒業して恋愛解禁にもなりまして、1人の人間としての時間ができた。25歳の等身大で過ごしています」と近況を告白。「25歳になった時に四捨五入したら、30歳だと思って…。女性としてはドキドキしちゃいます。女性としての幸せをキチンと考えたい」と恋愛にも前向きな様子だ。

 ただ、結婚について問われると「30歳までには…。でも、そう言ってもなかなかうまくいく人も少ないですから、静かに待ちたいです」と自然体を強調した。

 AKBは島崎遥香(22)が卒業を発表したり、STU48(瀬戸内48)誕生が決まるなど新たな展開を迎えている。かつての総監督は「今は本当にAKBのことは分からなくて、一ファンとして、面白いと思って見てます。10周年を超えて長く続いてくれたらとすごく思ってます」とエールを送った。