秋クールの新ドラマがスタートを迎えている。「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日系)の米倉涼子(41)が視聴率・ギャラとも“ドラマ女王”に君臨しているが、人気で対抗馬にもなり得るのが石原さとみ(29)だろう。

「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系)で1年ぶりに連続ドラマ主演を務める石原は、男女を問わず評価が上がっている。ファッション誌編集者を夢見て出版社に入社したものの、校閲部に配属されるという役柄だ。校閲部がある本紙としては見逃せないドラマ設定でもある。

 写真誌「FLASH」が独自に試算した、今クールのドラマに出演する女優陣のギャラによると、石原の1話当たりのギャラは150万円だという。米倉が500万円、仲間由紀恵、天海祐希が300万円、松嶋菜々子が200万円、菅野美穂、吉田羊が180万円、新垣結衣が170万円。石原はそれらの次のランクとなっている。

「石原の場合は割安、リーズナブルといえる。前主演作の『5→9~私に恋したお坊さん~』は落ち目のフジテレビでも平均視聴率11・71%と健闘しましたし、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』も初回平均視聴率12・9%とまずまずのスタート。変わらずCMも評判がいい。何より、ドラマの主なお客さんである女性からの好感度が高いのが特徴です」(ドラマ関係者)

 石原は今年1月「10代女子『なりたい顔』ランキング」(サイバーエージェント調べ)の1位にも輝いている。2位以下は有村架純、広瀬すずと10代に近い世代が選ばれていることを考えると、アラサーの石原がいかに特別かがわかる。

「石原は女性の目標の顔、メークというキーワードでは年代を問わずトップクラス。CMタレントとしても、ピュアな部分を残し、セクシーな部分もバランスよく醸し出せるとクライアントの評価も高い。身長は157センチと決して高くないのですが、一般の女性から見たら、小顔で長身のモデル体形より親近感がある。最新ファッションの着こなし、メーク、髪形などを含め、お手本となっている存在ですね」(広告代理店関係者)

 30歳を前に脂が乗ってきたようだが、そうなると気になるのがプライベートだ。過去に石原と噂になった著名人は数多い。

「滝沢秀明、生田斗真、佐藤健、小栗旬、山下智久など、共演から恋人に発展したという噂でしたが、ほとんどはガセで、唯一、親密だったのは滝沢との仲くらいでしょう。滝沢は石原が大のお気に入りで、2人きりで食事に行っていた時期もあった。現在の彼氏は諸説ありますが、一般男性のようですね。長年の知り合いで2年ほど前から交際するようになったとか。相手が芸能人じゃないので落ち着いた交際のようで、続いているようですよ」(芸能プロ関係者)

 かつてはぽってりとしたタラコ唇の正統派美少女だった石原が、今や色気も増して、共演俳優からも羨望のまなざしを受ける大人の女優となったが、浮ついた芸能人より、着実に愛を育める一般人を選んだようだ。

 主演女優として独特の存在感を放つまでになり、あとは視聴率がついてくれば“ドラマ女王”も夢ではない。

(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)