英国東部の浜辺に打ち上げられた「人魚の死骸」は本物か?

2016年10月10日 16時30分

 英文ニュースサイト「ライブリーク」に衝撃的な動画がアップされ、世界中で大騒ぎになっている。浜辺に打ち上げられた腐乱死体が“人魚”ではないかというのだ。

 

 衝撃の死体は英国東部ノーフォーク州の海沿いの町グレート・ヤーマスで2日、撮影されたものだという。撮影者は「人魚みたいに見える死骸が打ち上げられていました。アザラシかもしれませんが、とにかくひどいにおいでした」とコメントしている。

 

 脚にあたる部分は巨大な尾びれ状だ。胴体部分には残っている内臓が見える。何よりアザラシやアシカの頭蓋骨はイヌのように口吻(こうふん=口もと)が長く伸びている。しかし、この死体の頭蓋骨はまるで人間のようだ。

 

 映像を見たUMAマニアは「こんなに腐乱しているのに、内臓はけっこうしっかりしているのがおかしい。まずは内臓から腐るものなのに」と不自然さを指摘する。確かにもっともな意見だ。

 

 オカルト研究家の山口敏太郎氏はこう見解を述べる。

 

「この生物の死骸は、伝説の怪魚ビショップフィッシュに似ている。ビショップフィッシュは、海の司祭と呼ばれる上半身が人間のような怪奇な魚であり、アザラシなどがモデルで生まれた伝説的な存在で、このような漂着物が元ネタになっている可能性が高い。また、日本では頭部が僧侶で身体が亀という海和尚という妖怪が伝承されている。宗教者を海の怪物にするという皮肉が東西にあるのは興味深い」

 

 世界中に人魚伝説もある。人間と魚や海獣類のミックス的な存在は世界で伝承されているのだ。しかも、このような人魚が目撃された場合、大地震や大津波が起こるというのも世界で共通している伝承だ。

 

 とはいうものの、山口氏は「今回の漂着死骸は作り物であり、マッドアートであろう」と断定した。第一発見者は模型職人だった。このようなものを芸術として作り、さらに動画公開し、世界に話題を振りまくこと自体も芸術活動ということなのか?