“ゲス不倫騒動”で活動を自粛していたタレントのベッキー(32)が、本格復帰へ精力的な動きを見せている。8日に都内で行われたファッション&音楽イベントにサプライズ登場し、9日にはフジテレビ系の人気バラエティー番組「ワイドナショー」にコメンテーターとして初出演。ようやく完全復帰への軌道に乗り始めたように見えるが、一方で“ワイドナショーの呪い”を心配する声が噴出している。

 東京・国立代々木競技場第一体育館で8日に行われたイベント「Girls Award 2016 AUTUMN/WINTER」。ベッキーがサプライズでランウェイに姿を見せると会場は大歓声に包まれた。ベッキーは細いヒールでキャットウオークでポーズを決め、客席に手を振る余裕も見せた。

 9日には「ワイドナショー」に出演。“ゲス不倫”の相手だった川谷絵音(27)が所属するロックバンド「ゲスの極み乙女。」の活動自粛が“最近のニュース”として取り上げられたが、ベッキーはNGにすることなくコメントした。

 ベッキーの地上波番組出演は、テレビ復帰第1弾となった5月のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(以下金スマ)以来。1月に川谷との不倫が発覚し謝罪のつもりで開いた会見で一切質問を受け付けず、さらには会見後に川谷へ「ありがとう文春!」などとLINEを送ったことも報じられて大炎上。数々のCM降板やレギュラー番組への出演自粛に追い込まれた。

 前述したように5月には「金スマ」で、SMAPの中居正広(44)を相手に騒動について告白。CM契約解除によって発生した多額の違約金の問題もあって、早期の芸能活動再開を試みたが、他局のレギュラー番組関係者へ事前に通告がなかったことから批判され、それ以降、復帰プランは暗礁に乗り上げていた。

 ところが最近、ようやく復活の兆しが見えてきた。先月29日に新聞の全面広告で上半身裸の“背中ヌード”を披露。今月に入ってからはJFN系のFM新番組「ミッドナイト・ダイバーシティー~正気のSaturday Night~」(土曜深夜)で、週替わりパーソナリティーとしてのレギュラー出演が始まった。

 さらに「Girls Award」「ワイドナショー」など、完全復帰への道が着々と整いつつあるように映るが…。一方で“ワイドナショーの呪い”を心配する声も上がっている。

「実は『ワイドナショー』のコメンテーターは、火だるまになるケースが多い。番組開始当初から出演する中居さんは、今年にSMAPの分裂騒動が勃発したことで、出演を見合わせている。さらに乙武洋匡氏は、3月に不倫が発覚して降板してしまった」(テレビ局関係者)

 ほかのコメンテーターも騒動続きだ。新進気鋭の社会学者として知られる古市憲寿氏(31)は、今夏の参院選で行われたネット党首討論で大物政治家・小沢一郎氏(74)にプライベートな質問をして炎上。元NHKアナの堀潤氏(39)も“DV離婚”と報じられた。この2人は降板には至っていないが、激しい批判を浴びてしまった。

「極め付きは元プロ野球選手の清原和博ですよ。1月に同番組に出演した9日後、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されてしまった。清原はコメンテーターではなかったけど、『ワイドナショー』に出た人物には何かが起きてしまっている」(同)

 ようやく完全復帰への機運が高まりかけてきたなか、同番組にコメンテーターとして出演したベッキーは、“ワイドナショーの呪い”を打ち破ることができるか!?