人工透析患者に対する“舌禍騒動”を起こしたフリーアナウンサー長谷川豊(41)が5日、TOKYO MXの情報バラエティー番組「バラいろダンディ」のメーンMCを降板したことが発表された。2014年4月から2年半、看板を背負ったが、4日の出演が最後となった。

 フリーアナでアシスタントを務める阿部哲子(37)は「長谷川さんが100%悪いと思いますし、フォローの余地は一切ないけど、バカヤロー!と言いたい気持ちです」などと複雑な胸中を吐露した。

 長谷川は9月19日付の自身のブログで「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」と題した記事で大炎上。アンカーを務めていたテレビ大阪「ニュースリアルFRIDAY」、レギュラー出演していた読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」を降板する事態になった。

 長谷川のブログは、もともと過激表現で注目を集めたが、今回の騒動でテレビのレギュラー番組3本すべてを失ったことになる。

 予兆は2月にもあった。“ゲス不倫騒動”で謹慎に追い込まれたベッキー(32)の動向について長谷川はブログで「直筆か何かで『対応』があると思いますよ」と“予告”したが、これが結果的に誤報となったのだ。

 きつめの表現も散見されたため、2月4日付のブログで「数人の方から『言葉が強すぎる』『直した方がいい』というご心配のご意見を頂戴しました。私は当然、自信をもってコラムを書いているつもりですが、私を応援して下さる皆様を心配させてもいけないことも承知しています。なので、少しだけですが、加筆・修正しておくことにします」と書き直したという。

 約8か月前に寄せられたネットユーザーからの意見を生かせず、今回は取り返しの付かない失敗を犯してしまった。