歌舞伎俳優・中村勘九郎(34)、俳優・加藤雅也(53)らが5日、都内で公開中の映画「真田十勇士」の公開記念舞台あいさつを行った。

 猿飛佐助を演じた勘九郎は「うちの子供たちが試写を見てハマり、家で立ち回りごっこをしている。私ももちろんやる。3人が佐助役」とほほえましいエピソードを明かした。

 そこへ“猿つながり”のゲストとして日光さる軍団が登場。勘九郎は猿たちからお祝いの花を受け取り、笑顔を見せた。

 イベントでは芸達者な猿たちと“寸劇”で共演。勘九郎が刀を一振りし、敵軍に扮した猿3匹を叩き切ったが、3回やっても倒れなかった。そこで加藤に交代すると、今度はわずか一振りで猿たちが一斉に倒れ、場内は大爆笑。勘九郎は悔しまぎれに「これは猿回し師のさじ加減ですね」とおかんむりだ。

 一方、年長の猿・りく君は最初から最後まで、歯をむき出して敵意をあらわにし、さすがの勘九郎も腰が引け気味。写真撮影の際に隣り合わせると「これはびっくり映像が撮れるかもしれませんよ。あ~、プレッシャーを感じる。すっげえ汗かいてる」とりく君を警戒し、異常に緊張した様子だった。

 対照的に加藤は「こんな面白いフォトセッションはない」と大喜び。イベント中、勘九郎に「こんな天然の人はいない」とからかわれた直後とあって留飲を下げた。

 加藤といえば、先日、勘九郎と同じ歌舞伎役者の片岡愛之助(44)と再婚した女優・藤原紀香(45)と交際していたことで知られるが、この日は紀香についてのコメントはなかった。