タレント・ベッキー(32)との不倫問題に続き、新恋人との未成年飲酒問題が発覚したロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(27)が3日、所属事務所を通じて条件付きの「活動自粛」に入ることを発表した。本格的な芸能活動再開に向けてベッキーは先日、宝島社の広告で“背中ヌード”を披露したが、川谷の“悪行”により、その印象も全て吹き飛んでしまった格好だ。ベッキーにとって川谷はゲスよりたちの悪い“疫病神”だったのか――。

 当時未成年だった交際相手のタレント、ほのかりん(20)との飲酒が週刊誌で報じられていた川谷。所属事務所はその事実を認めた上で、「このことを重く受け止め、両バンドともに、現在すでにご案内済みの公演を終えた後、当面の間活動を自粛することとしましたのでお知らせいたします」と書面を通じて発表した。

 川谷は「ゲスの極み乙女。」と「indigo la End」の両バンドに所属。双方の公式サイトによると「ゲスの極み乙女。」のライブが12月3日まで予定されており、同4日から活動休止に入るとみられる。

 さらに所属レコード会社ワーナーミュージック・ジャパンは4日、「ゲスの極み乙女。」が11月9日配信リリース、12月7日にCDリリース予定だったアルバム「達磨林檎」の発売をいったん中止すると発表。これまで責任逃れを続けていた川谷だが、未成年飲酒という法律に違反する行為に関わっていたことが判明したことで、ついにケジメを取らされた。川谷の新恋人発覚から未成年飲酒発覚、活動自粛発表という一連の流れについて「本当にバッドタイミングでしたよ。ベッキーの背中ヌードと、かぶっちゃうんですからね」と明かすのは出版関係者だ。

 ベッキーが9月29日に宝島社の新聞広告で大胆な“背中ヌード”を披露したのとほぼ同時期に、川谷のスキャンダルが発覚。ワイドショー番組などでは「川谷とベッキーが示し合わせて、同時に発表したのでは」「川谷が男気を見せて、あえて自分が“遊び人”と風評を流すことで、ベッキーに同情論が集まるようにした」との声もあった。

 だが、時期が一致したのは単なる偶然だったという。本紙でも既報したが「未成年のほのかりんと川谷の交際が発覚したことは、ベッキーにとって追い風になる」という見方も一部ではあった。

「ただそれは、川谷が責任も取らないまま奔放に活動し続けると『ベッキーには被害者として同情票が集まる』という見方だった」(同)

 いわゆる“ゲス不倫騒動”で、ベッキーは約3か月間“謹慎”したが、川谷は「われ関せず」とばかりに、これまで活動を続けてきた。

「でもこの手の騒動は、芸能界では喧嘩両成敗が基本。ベッキーに億単位の違約金が発生し『川谷も一部負担すべき』との声が上がったが、全く相手にしなかった。彼の所属事務所には老舗プロダクションから移ったベテラン社員がおり、川谷を説得したけれど、『何で?』と取り付くしまもなかったとか。この態度に業界からも異論が噴出していた」(音楽関係者)

 とはいえ今回、曲がりなりにも川谷が責任を取ったことで、遅まきながら“喧嘩両成敗”が成立した格好となった。「改めて『不倫関係にあった川谷とベッキーは同罪だった』との見方が強まりかねない」(前出の出版関係者)

“背中ヌード”を披露した後、ベッキーは今月1日にはJFN系列FMラジオ番組「ミッドナイト・ダイバーシティー~正気のSaturday Night~」に生出演。ようやく“復帰ロード”を歩み始めたにもかかわらず、川谷との“ゲス不倫騒動”を思い起こされてしまうのは悪夢としか言いようがない。

「ベッキーにとって川谷は、やはり疫病神ですよ。ベッキーが何かを始めようとすると、ジャマをするかのように何かスキャンダルを起こして話題になるのだから」(同)

“川谷の呪い”にからめ捕られているのは、ベッキーだけでない。新恋人のほのかりんもお先真っ暗だ。「番組に出演していたNHKは、しばらく彼女を起用しないことに決めた。ベッキーのことも含めて、川谷との騒動をバラエティー番組などで面白おかしく話せる力量があれば逆転の目もあるが、19歳(4日で20歳)の彼女にそれは無理でしょう」(テレビ局関係者)

 もっとも今となっては、“疫病神”との不倫を選んでしまったベッキーに男を見る目があまりにもなさすぎたとしか言いようがないが…。