呪いで焼かれた「海外版コックリさん」ウィジャ板

2016年10月04日 16時00分

「こっくりさん」は占いができたり、こちらの質問に答えてくれるが、うかつに手を出すと悪霊が寄ってきてしまうといわれている。

 学校の怪談や都市伝説などで、こっくりさんをした後で怪異に見舞われたという話を聞いたことがある人も多いのではないだろうか。

 もしかすると、実際にこっくりさんの後で心霊体験をしてしまった人もいるかもしれない。

 日本のこっくりさんの歴史は比較的新しく、明治の開国後に欧米で親しまれていた「ウィジャ板」などの心霊占いが伝来してきてからだといわれている。

 さて、海外でも同様にウィジャ板で占ったところ、悪霊を呼び出してしまったという事例も報告されている。

 有名なホラー映画「エクソシスト」でも、登場人物の少女がウィジャ板で悪魔と対話するシーンが象徴的に使われている。

 そんな映画のワンシーンのように、ウィジャ板で悪霊を呼び出して大変な事態に陥ったケースが存在しているのだ。

 海外版こっくりさんで用いられるのはウィジャ板とブランシェットと呼ばれる器具だ。ブランシェットはハート形のプラスチック製で、アルファベットや数字の並んだ板の上に手を置くと文字を指し示していくという、日本のこっくりさんの10円玉硬貨の役割を果たす専用の器具だ。

 ある時、パトリシアと兄のジョンは遊びで真夜中にこのウィジャ板を用いて交霊術のまねごとを試みた。すると、ブランシェットは一つの単語を繰り返し指して、言うことを聞かなくなった。

B-L-A-C-K-H-E-N-B-L-A-C-K-H-E-N-B-L-A ..

 指していく文字を読みとると、「黒い鶏」という単語が繰り返されていたのだ。

 怖くなった彼らがこの行為をやめようとしたところ、急にウィジャ板が燃えだしたという。そして、ブランシェットは、熱で完全に変形してしまった。

 ウィジャ板も日本のこっくりさん同様に、終了する際の手順があるのだが、あまりの事態に驚いた彼らはその場を離れてしまった。大きな火事になることはなかったのだが、悪霊を呼んでしまったのか、兄妹の周囲ではその後も居るはずのない人の気配がしたり、ポルターガイスト現象が起きるなど、奇妙な事態に悩まされたのだという。

 なお、ウィジャ板の指していた「黒い鶏」という単語であるが、昔から伝わる呪いの方法に黒い毛並みや羽毛の生物を生け贄に用いるというものがある。つまり、何者かが呪いを行った際の残留思念をウィジャ板が受け取ってしまったのではないか、と米国の心霊研究家が推測している。

 やはり、こっくりさんはあまり軽い気持ちで手を出していいものではないのかもしれない。

 

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS