俳優・本木雅弘(50)と西川美和監督(42)が3日、都内で行われた映画「永い言い訳」(14日公開)の特別試写会に出席した。

 ゲストとして登場した本木の義母・樹木希林(73)は「身内が来るということは、よほどお友達がいない俳優なのかなと思って駆けつけた」といきなりのイヤミ口撃を仕掛けた。

 さらに「題名がこんなにこちら(本木)にピッタリくる映画は初めて。利休みたいな人なのでね。畳の目が一つ違うくらいで心がザワッとくる。永い言い訳をする、相手の気持ちは考えない」と神経質な本木をこき下ろした。

 本木も負けじと「希林さんは(内田)裕也さんの中に自分を見ているんですか」と突っ込むも「もうそっくり。表向きは向こうが破天荒で私が尽くしているように見えるが、破け具合は私の方がすごい」と平然。本木は思わず「ゲリラですよね」と漏らし、西川監督も「どちらがロックンローラーか」とあきれるばかりだった。

 樹木はその西川監督にも「男を見極めすぎて婚期を逃している。以前、デザイン系で仕事ができてお金もある男性を紹介したのに。自分を売り込む気が全くない人 ずっとこのままではないでしょうか」とチクリ。

 ただ、その直後に「彼女は美人で性格がいい。いい人はたいてい凡庸な作品を作るが、そうじゃない」とベタ褒めし、西川監督はしきりに照れ笑いを浮かべた。