「ニャンニャン事件」30年目の真実

2012年12月04日 11時30分

 先ごろ、特別ドラマ「積木くずし 最終章」(フジテレビ系)が放送されたが、その最初のドラマに出演し、人気女優となったのが高部知子(45)だ。約30年前に起きたスキャンダル「ニャンニャン事件」の渦に巻き込まれた高部が本紙の独占取材に応じ「セックスも喫煙の事実もなかった」と改めて当時を振り返った。


 1983年2〜3月に放送されたドラマ「積木くずし〜親と子の200日戦争」(TBS系)に主演し、最終回は45・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という民放ドラマ史上最高視聴率を記録。その人気絶頂だった高部がとんでもない騒動に巻き込まれたのは同年6月だった。

 これが俗に「ニャンニャン事件」と呼ばれたスキャンダル。高部は「当時はまだ15歳だったし、何が起きたのか自分ではさっぱり分からなかった」と振り返る。

 写真が掲載されたことで「15歳で喫煙して男性経験も豊富」というイメージが付いてしまった。だが、事実は全く違うと言う。

「男性とは2〜3回会っただけ。大勢いた友達のうちの一人でした。たばこは『積木くずし』の役づくりで持っていただけで、当時も今も喫煙の習慣はないんです。当時も同じことを言ったはずだけど、誰も信じてくれなかった」

 事実とは違い「私生活も不良」とのイメージが独り歩きした。その原因の一つに、高部自身が積極的に否定せず沈黙したことがある。沈黙した理由は騒動の最中、写真を持ち込んだ男性が自殺したからだった。

「大事な息子さんを亡くしたご両親は悲しんでいる。その騒動の当事者の私が何か話したら、また傷つく。私が今までこの件について話さなかったのは、その一点のためだけです」

 さらにもう一つ「セックスと喫煙」というイメージを決定付けることになったのは一冊の本の存在がある。

 それは翌年発売された高部が著者の「告白 ハンパしちゃってごめん」だ。1年間の謹慎後、復帰に当たって出版されたこの本は、騒動についての記述もありベストセラーとなったが、高部は意外な事実を告白する。