お笑いコンビ「上々軍団」のさわやか五郎(34)が26日、都内で「さわやか五郎バースデーイベント」を行った。

 さわやか五郎はNHK「爆笑オンエアバトル」で番組史上3組(ますだおかだ、タイムマシーン3号、上々軍団)しかいない「満点」を獲得した実力派コンビのボケ担当だ。所属事務所の後輩であるハロプログループのイベントや誕生日イベントの司会なども務める。その流れで芸人史上初、アイドルさながらの誕生日イベントに挑戦した。

 司会のハロプログループ「こぶしファクトリー」の藤井梨央(17)の呼び込みで登壇した五郎は「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)で明石家さんま(61)の笑いを取った「歌いながら、口にくわえた綿棒を鼻の穴に突っ込む」ネタを披露。爆笑だったが、五郎は「いつも(ハロプロの)ファンからブーイングしか受けてないから逆に、こえーよ!」と焦り気味。

 相方の鈴木啓太(34)も花束を携えて登場し「ハッピーバースデー」と恥ずかしそうに祝福した。

 イベントで五郎は特技の弾き語りを披露。持ち歌「ランドマークタワーで秘密のデート」を熱唱。胸アツのフィナーレに本人も満足げだった。

 その「上々軍団」と同僚だった「タイムマシーン3号」は事務所のお笑い部門が一度解散したことから、他の事務所に移籍し、10月2日放送(TBS系)の「キングオブコント2016」決勝に進出。「タイム(マシーン3号)なら、どこに行っても通用すると思っていました」とエールを送る五郎は「でも正直な話、『僕らも負けてないぞ』という気持ちがありますね」。現事務所にお笑いコンビは1組だけ。鈴木は「アイドル事務所にいるという“武器”が1つできると思ったので」と理由を明かした。

 五郎は「どこでも笑いが取れる芸人になりたい」と熱っぽいが、こぶしの藤井からは「2人のネタは見たことがない。タイムさんのネタは好きだけど」と冷や水。2人は「そ、そうね」と苦笑いするしかなかった。