米映画「ハドソン川の奇跡」(24日公開)で主演を務めた米俳優のトム・ハンクス(60)が16日、東京・六本木のザ・リッツ・カールトン東京で行われた来日記者会見に出席した。

 トムは冒頭で、会場のホテルのスペックをたたえたうえで「ペニンシュラももちろん素晴らしい。パークハイアットも、インペリアル(帝国ホテル)も、ヒルトンも」と都内の名だたる超高級ホテルを名前を挙げてヨイショ。司会の女性から「(リッツ以外のホテルを宣伝したことで)1泊無料で泊まれそうですね」と水を向けられると「それが狙いでした」と返して笑わせ、年間30億円を稼ぐハリウッドスターながら、ちゃっかりした一面を披露した。

 質疑応答では、男性記者が3つ質問したため、司会女性から1つに絞るよう要請があった。だが、この男性は「全部答えてよ。短い質問でしょ」と譲らない。

 会場に気まずいムードが漂う中、トムはにこやかに対応。会見の最後には「ケンカになると思ったが、平和的に終われてうれしい」と質疑応答中に流れたビミョ~な空気をネタにして器量の大きさを見せつけた。

 会見には、共演のアーロン・エッカート(48)も出席した。