読売テレビは15日、大阪市の同局で秋の番組改編説明会を行った。小石川伸哉編成局長は、8月28日にNHK・Eテレで放送された情報バラエティー番組「バリバラ」(日曜午後7時)が、障害者と感動を結びつける風潮を「感動ポルノ」の表現で疑問を投げかける内容を放送したことについて言及した。

「バリバラ」の放送当日、日本テレビ系では「24時間テレビ 愛は地球を救う」が放送されていたため、ネット上などで賛否が巻き起こっていた。

 小石川局長は「Eテレさんはチャレンジ的な企画をやっている印象があるので、結構注目して見ています」と話したが、「バリバラ」の放送内容については「NHKさんにはNHKさんの考え方があるので、どうこう言うことはないです」との見解を示した。

 一方、「24時間テレビ」については、「(視聴者の)いろんなご意見があるとは思いますが、たくさんの方に見ていただいて賛同の声もいただいた。系列全体で、番組はしっかりやれたと思うので満足しています」と語った。

 読売テレビは関西地区で2年連続視聴率3冠を獲得しており、改編は小幅なものとなった。

 その中で、注目されるのは俳優・船越英一郎(56)が主人公・風松吉を演じる木曜ドラマ「黒い十人の女」(29日スタート、木曜午後11時59分)だ。船越の父の故船越英二さん(享年84)が主演で、55年前(1961年)に公開された同名の映画を連続ドラマとして現代版にアレンジしている。脚本を担当するのは、お笑いタレントのバカリズム(40)。今年の芸能界で話題続出の不倫問題がテーマとあって、バカリズムがどのように味付けしているのかも見どころだ。