大みそかをもって解散するSMAPをめぐって、メンバーの“元彼女の怨念説”が関係者の間でささやかれている。メンバー間の亀裂を振り返る報道では、ジャニーズ事務所の幹部に解散を直談判した際、香取慎吾(39)が「僕たちが壊れていたのは昨日今日の話じゃない」と語ったとされる。“崩壊”に至る過程で、木村拓哉(43)以外のメンバーが、事務所に結婚を認めてもらえなかった不満を鬱積させていたとの見方が出ている。

 本紙既報通り、8月14日未明の解散発表は、1月の解散騒動で唯一事務所残留を決意した木村がハワイ滞在中、他4人のメンバーが同月10日、ジャニーズ幹部へ「活動休止ではなく解散にしてほしい!!」と直談判した直後に正式発表された。

 木村の背後には妻・工藤静香(46)、その工藤と懇意のジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長(50)、その母・メリー喜多川副社長(89)の思惑があるとされる。

「写真週刊誌の直撃に答えた工藤は、自らが5人の独立に反対し、当初は5人揃って事務所を出ようとしていた木村を翻意させたとの報道を『私にそんな力はないです』と否定していましたが、メンバーの中で唯一、結婚を認められていたのは揺るぎない事実。他のメンバー4人の中で、木村と工藤の結婚への不満が長らく気持ちの根底にあったのは間違いない」とは芸能プロ関係者だ。

 解散を決意した要因としては、これまで様々な見方が報じられてきたが、メンバーが過去交際してきた女性たちに渦巻く“遺恨”が伏線にあったという分析がある。

「中居正広の元彼女の歌手・倖田來未、稲垣吾郎の元彼女の女優・菅野美穂、香取慎吾の年上の一般女性、そして、木村にも工藤の前に長年交際していた元彼女の一般女性カオリンがいた。いわば結婚できなかった女性たちの“怒り”“怨念”がSMAPの解散につながったといわれているんです」(同関係者)
 木村は2000年12月、後に独立騒動でジャニーズを去ることになる元マネジャーのI女史の大反対を押し切って、工藤と結婚したとされる。

「香取や草なぎ剛が『15年前に僕たちは終わっていた』と語ったのは、この木村の結婚で、木村と他4人の間に深い溝ができたことを指しているんです」(音楽関係者)

 中居は倖田とのドライブ・温泉宿泊デートを写真週刊誌に激写され、一時は半同棲生活も噂されるほどの深い仲だったが、11年には破局。稲垣は菅野と10年以上交際し、沖縄旅行をマスコミにキャッチされ“結婚秒読み”と報じられたものの、12年に破局。倖田はバンドマンと、菅野は俳優・堺雅人(42)とそれぞれ結婚したのは周知の通りだ。

「倖田も菅野も心の底から、中居、稲垣との結婚を望んでいた。だが、中居も稲垣も、結婚したくてもジャニーズ事務所から木村のように結婚の許しを得られなかった。そうした事情を倖田も菅野も十分わかっていた。1人だけ、ジャニーズ幹部に取り入って結婚が許された工藤に対し、過去の彼女たちは相当の恨みがあり、こぼしていたそうですから、中居も稲垣も痛いほど彼女たちの気持ちがわかっていた。グループよりも自分の結婚を優先させた木村と、木村の背後でジャニーズ事務所に根回しし、結婚を認めさせた工藤に対して、怒りが収まらなかった」(別の芸能プロ関係者)

 もし、木村が別の道を選んでいたら展開は変わっていただろう。

「木村が、ファン公認の元彼女であったカオリンとそのまま交際を続けていれば、今の解散の悲劇は起こらなかったでしょう。現在、カオリンは有名ヨガインストラクターと結婚し、2児の母。木村への当てつけなのか、夫は木村にどこか似たイケメンですよ」(テレビ局関係者)

 過去の女たちの思いも解散につながる重要なファクターだったようだ。