昨日「妖精のミイラ」がメキシコで発見されたことをお伝えした。現在ではメキシコ市の博物館でビンの中に入った状態で保管され、鑑定を待っているというものであったが、まずはこのミイラが本当に生物なのか、作り物などではないのかどうか、レントゲン撮影されることになった。

 日本でも人魚のミイラなどが本物かどうか鑑定するとなると、まず行われるのはレントゲン撮影である。

 よくある人魚のミイラなどは、江戸時代ごろの職人の手による物が多く、毛皮をはいだサルで上半身を作り、魚の剥製を用いて作製した下半身とつないで作製するため、背骨の箇所に上半身と下半身をつないでいる心棒などの細工の跡が確認できるのだ。

 改めてメキシコで発見された妖精のレントゲン写真を見てみると、小さいながらも肋骨や骨盤などが存在しており、非常に細いが腕や手、羽根の部分にも骨らしきものが存在していることが確認できる。また、頭部は上顎骨と下顎骨に分かれているが、歯の付き方や全体の形状が人間とは違うものであることが分かる。

 つまり、何らかの生物であることが確かだったのだ。

 しかし、レントゲン写真をよく見ると、羽根の接合部分や腕の骨の部分に白くなっている部分が存在している。ここから、小さなサルなどの剥製をベースに骨を継ぎ足し、背中の部分に魚のヒレなどを加工して作製した羽根を結合させ、全体に加工を施して本物らしく作製したものではないか、との説も出てきている。

 現在はこの妖精のミイラから、腕や足、羽根の皮膜など複数箇所の皮膚を一部採取してDNA鑑定を行っているという。

 果たして、どのような結果が出てくるのか。UMA研究家たちは結果を興味深く見守っているという。

【動画】Real Fairy – X-rayed and Lab Tested!

https://youtu.be/3UD4ET6fuZw

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS