漫画家でタレントの蛭子能収(68)が6日、京都市のよしもと祇園花月で行われた「京都国際映画祭2016」(10月13~16日)のプログラム発表会に登場した。

 今年3回目を迎えた同映画祭は、吉本興業が主体となり、映画だけでなく、アート作品の展示やその他多くのプログラムを京都市内で展開する一大イベントだ。

 蛭子はアート部門で同映画祭に参加。大型作品や漫画本の原画、18歳未満入場禁止の「18禁部屋」などで構成した「えびすリアリズム」を元・立誠小学校で展示する。期間中にはトークイベントも行う予定だ。

 同映画祭アートプランナーを務める漫才コンビ「おかけんた・ゆうた」のおかけんた(55)から「蛭子さん、今日は京都国際映画祭なのに、新大阪で降りるつもりやったらしいです」と明かされると、「娘にりくろーおじさんのケーキ買ってきてと言われて」といつものおとぼけ。

 続けて「今回、18禁の部屋をやっていただきますが」と振られると「18きん?」と貴金属の金か何かを想像したのか、意味が分かっていない様子。けんたが「18歳未満立ち入り禁止の略ですよ」と説明するとやっと納得し、報道陣を笑わせた。

 さらに、けんたが以前「吉本新喜劇やめよっカナ!?キャンペーン」を行っていた際、蛭子にポスターを書いてもらったと話すと、蛭子は「えっ、忘れた。今、見れるんですか?」と全く記憶になし。思わずけんたが「飲んではるんですか?」と心配するほどだった。

 現在、蛭子は絶版となった作品の復刻作業を進めているそうで「今、作ってるので、間に合えば持ってきます」と展示に追加する可能性を示唆した。

 けんたから「ちなみに映画祭がいつからかは分かってますよね?」と問われると、またもしどろもどろ。「マネジャーがたぶん分かってるので、言われた通りに動きます」と最後まで蛭子ワールド全開だった。