8日に喉の手術を受ける地下アイドル「仮面女子」の桜雪(23)が5日、秋葉原・仮面女子カフェ(常設劇場)で手術前の最後のステージに立った。

 桜は8月31日に自身のブログで「声帯結節(声帯の中央付近にできる“こぶ”)」の手術を受けることを報告し、術後は完全禁声のため「15日までお休みをいただきます」と伝えた。

 桜はアイドル活動を始める前から、合唱をやっており「喉の状態には敏感だったが、ここ1~2年調子が悪いと感じていた」という。深刻にとらえず放っておいたが、今年の6月に症状が悪化した。高校時代の友人に「声どうしたの?」と驚かれたという。

「秋葉仮面(新有権者を応援する新ユニット)のデビューとか忙しくなったときに、声がまったく出なくなったんです。喉の圧迫感が強くなって、咽喉科で診察を受けたところ声帯に結節ができる『声帯結節』と診断されました」

 薬の服用で治るケースもあるそうだが「かなりひどく、手術をしたほうがいい」と告げられたという。そこで手術を視野に入れながら、薬と定期検査で様子を見ていたが、快方には向かわなかった。

「大事なオーディションで声が出なかったり、歌えなかったりとか続いたので、8月中旬に手術を受けることを決めました」

 決断が遅れたのは初めての手術への不安もあったが、金銭的な問題、そして芸能活動への影響だという。

「いつチャンスが舞い込んでくるかわからない世界なので、休みの期間にそれを失う不安はありました」

 5日の午前中に手術の説明を受け、あとは当日(8日)を待つばかりとなった。「本当は全身麻酔で術後は入院というのが安心らしいのですが、根性には自信があるので『部分麻酔・入院なし』にしました」と笑う。

 自宅で1週間の安静生活を送り、16日からステージ復帰を予定しているが、当面は大声を張り上げたりすることはできず、完全復活には約1か月かかる見込みだ。

 手術を発表してからファンの言葉やブログのコメントで勇気づけられたという桜は「喉以外は平気なので、ツイッターとかブログで“声”を届けていきます!」とSNS活用をアピール。ファンの“推し変”の不安にも「休んでいるときに推し変したとしても、私が復活したら戻って来てくれる」と強気で、「不安なのは安静しすぎて、太っちゃうことです」と笑顔で語った。