熊本出身の俳優・高良健吾(28)が5日、都内で開かれた「地震保険制度創設50周年記念フォーラム」(日本損害保険協会主催)に出席した。

 先の熊本地震でいち早く地元に帰り、熱心にボランティア活動を行った高良は、2016年度地震保険広報イメージキャラクターを務める。

 高良は「僕個人で地震に対していろいろ考える機会があり、こういう役割をいただいて縁を感じる。一人ひとりの方に思いが伝わるように熱い気持ちでCM撮影に臨んだ」とコメントした。

 芸能界入りして上京する際、「東京で地震が起きるから、気をつけてね」と地元で声をかけられたという。ところが、実際には九州で震災が起きてしまった。

 高良は「熊本地震で感じたのは、いつどこで地震が起きるかわからないということ。日本に住む以上、地震は避けられない。だから、とにかく一人でも多くの人にこの保険を知ってほしい。いつか東京にも地震が来る。そして震災が起きても生活は続く。その時に生活再建をサポートする地震保険が、皆さんの力になったらいいと思う」と、自身の体験を交えながら熱く訴えた。