松嶋菜々子(42)主演のドラマ「営業部長 吉良奈津子」(フジテレビ系)の視聴率が再び5%台に落ち込み、かつての視聴率女王からの陥落が決定的になってきた。
3年ぶりの連続ドラマ主演と鳴り物入りでスタートした同ドラマだったが、初回10・2%の後はひとケタ台に転落し、7・7%→6・8%→6・4%→5・2%→6・7%→5・9%というありさまだ。当初計画されていたシリーズ化も白紙になったという。
「ドラマが高視聴率を取った場合、今年の年末にスペシャル版、来年夏にはドラマの映画化。さらにその年の10月にはシーズン2というプランまで持ち上がっていたんですが、この数字では…」(フジ関係者)
低迷は松嶋の次のドラマにまで影響している。「“負の連鎖”を恐れたTBSは、10月からスタートするドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』を当初の菅野美穂と松嶋のダブル主演から、松嶋を2番手に格下げし、出番も少なくする予定です」とはドラマ関係者。
そもそも松嶋が3年ぶりに連続ドラマに戻ってきたのには、家庭などの事情があった。
「松嶋は12歳と8歳の娘2人を英国の全寮制名門バレエスクールに留学させる夢があるんです。そこは学費と寮費だけで、1人年間400万円かかる。それだけに稼がないといけない。だから、フジに続いて2クール連続でTBSにも出演するスケジュールを入れたんです」(芸能プロ関係者)
さらには所属事務所ではもう一人の稼ぎ頭だった井上真央(29)が独立。
「事務所としては、井上が抜けた後、松嶋を連続ドラマに復帰させ、高視聴率を取って、松嶋の名声を高めるはずだった」(同)が、前述の通り、真逆の結果となってしまった。
ついに主演の座を剥奪された松嶋だが、娘や事務所のために“賢母女優”を続けるしかない。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)