サッカー元日本代表の前園真聖氏(42)が31日、都内で行われた映画「アングリーバード」(10月1日公開)の試写会イベントに出席した。

 怒りんぼうのレッドら個性的な鳥たちの活躍を描いた作品で、アンガーマネジメントファシリテーター(怒りに関する講師)の資格を持つ縁で前園氏が声優役に挑戦。2役を演じ「自分なりによくできたかな」と自身の声優デビューに及第点を与えた。

 同資格を取得したキッカケは3年前に起こした飲酒暴行事件。「お酒の大失敗があって謹慎期間に受講させていただいた。小さなことで怒りっぽかったけど、それがなくなった」と怒りをコントロールできる効果を実感しているという。

“怒り”といえば、J1鹿島のFW金崎夢生(27)が、20日の湘南戦で途中交代にプッツンして石井正忠監督(49)に悪態をついたことが問題視され、日本代表から事実上追放された。

 同じ怒りで失敗した経験から、前園氏は「僕も現役の時に同じ経験があったし、選手として納得できないこともあると思う。ただ、自分を抑えることは大事。悔しい思いをパワーに替え、これをステップにして頑張ってほしい」と金崎の“更生”に期待を寄せつつエールを送った。